Ayao Kitahara

Effects of organic solvents on dispersion

粒子間の付着力,粒 子間力, 粒子 と液体 との力な どに依存 す る。板 と粒子 との付着力が 液体中で ど う変わ るか とい う 固体 ・固体界面の研究に も用 い られ るが,固 ・固間力があ ま り変わ らない ときは,粒 子間力が液 体中で ど う変わ る か とい う,液 体 中の分散 凝集の尺度に も使え るであ ろ う。 一般 に粒子 の分散性 を調べ るには,沈 降体積(S)が 用い られ沈降速度 も併用 され ることがあ る。凝 集体がゆ るい構造 を とる ときには,沈 降体積 は大き く,沈 降速度 はおそ くな る。 また凝集体が密 な構造 を とるときは,沈 散体積は小 さいが,沈 降速度は速 くな る。 2.1 高エネルギー固体の分散 固体微 粒子の分散 とい う現象だけ でな く,固 体表面 の 性質 が問題 となる現象 では,固 体を界面化学的に高エ ネ ルギー(表 面)固 体 と,低 エネルギ ー(表 面)固 体 とに 分け て考 えるのが便利 でムる。両者 の区別は水の表面 自 由エ ネル ギー約70ダ イ ン/cm(エ ル グ/cm2)辺 を箋に してそれ よ り大 きい表面 自由エ ネル ギー(表 面張力)を 持つ ものを高エネル ギー固体,そ れ 以下 の ものを低 エネ ルギ ー固体 と呼ぶ。 高エ ネル ギー固体には,金 属,酸 化