Hiromi Kubota
Sapporo Medical University
Network
Latest external collaboration on country level. Dive into details by clicking on the dots.
Publication
Featured researches published by Hiromi Kubota.
Journal of Japan Society for Oral Tumors | 2001
Hiromi Kubota; Makoto Noguchi; Akihiro Miyazaki; Yukie Kido; Hisanori Kinjyo; Tatsuru Suyama; Toshiaki Nakano; Gen-iku Kohama
術前療法後に外科療法を施行した下顎歯肉扁平上皮癌一次症例57例を対象とした。対象症例の縮小率, 軟組織での組織学的術前療法効果および硬組織中での組織学的術前療法効果の関係について検討し, 以下の結果を得た。1.縮小率が高いほど予後が良好であった。2.縮小率が高い症例は, 大星・下里分類で著効例が多く認められた。3.術前療法による顎骨中の腫瘍の組織学的効果は, 軟組織中の所見とほぼ同様であった。4.X線所見がinvasive typeの症例では, 術前療法後, 骨中に生活癌細胞の残存が認められる傾向にあった。
Journal of Japan Society for Oral Tumors | 2001
Toshiaki Nakano; Makoto Noguchi; Akihiro Miyazaki; Yasushi Hariya; Hiromi Kubota; Gen-iku Kohama
舌癌の造影CT画像所見と術前療法効果の関係を知る目的で本研究を行った。1996年から2000年における術前療法後に外科的切除を行った舌扁平上皮癌10例の造影CT像における造影効果と術前療法効果ならびに組織学的所見との比較検討を行った。造影CT像において術前療法前の造影効果が強いほど組織学的治療効果が高い傾向にあった。これらの症例は組織学的にリンパ球浸潤が強く, 血管数が多い傾向にあった。術前療法による造影効果の減少した症例では線維性間質の増生に伴う血管およびリンパ球浸潤の減少がみられ, 造影効果の増強した症例では血管に富んだ肉芽組織の増生がみられた。これらの結果より造影CT像は間質の組織所見を反映し, 術前療法による造影CT像の変化は組織の治療効果による変化を反映している可能性が示唆された。
Journal of Japan Society for Oral Tumors | 2001
Makoto Noguchi; Hisanori Kinjyo; Kenji Nakamori; Hiromi Kubota; Yukie Kido; Kanako Takemura; Akihiro Miyazaki; Gen-iku Kohama
口腔扁平上皮癌における核DNA量の予後因子としての意義を検討した。イメージサイトメトリーを用いて, 197例の口腔扁平上皮癌の生検組織のパラフィン包埋切片における腫瘍発育先進部の癌細胞の核DNA量を測定した。得られたDNAヒストグラムの評価として, 超4c率 (4cを越える癌細胞の比率) を用いた。197例の超4c率は最低値0から最高値51%にわたり, 中央値は9.7%であった。各種臨床病理組織所見との関連をみると, 癌の進展と悪性度との関連がみられた。全症例の5年累積生存率は75%で, 超4c率9.7%未満群: 90%, 超4c率9.7%以上群: 60%であった。癌浸潤様式 (山本・小浜分類) の各モードごとに超4c率と生存率との関係をみると, モード1および2を除き, 超4c率が低値の群で良好な傾向がみられたが, 推計学的に有意差がみられたのはモード3のみであった。そこで, モード3のみを対象に予後因子の多変量解析を行ったところ, 超4c率が最も独立性の高い因子であった。以上より, 超4c率は有用な口腔癌の予後因子となり得ることが示唆された。
Journal of Japan Society for Oral Tumors | 1997
Makoto Noguchi; Hiromi Kubota; Yukie Kido; Takashi Sekiguchi; Nobuyuki Tanaka; Gen-iku Kohama
1976年から1996年に当科で外科療法によって加療した上顎歯肉癌は27例であった。内訳はstage I: 3例, II: 14例, II: 7例, IV: 3例で, 組織学的悪性度ではgrade1: 9例, 2: 9例, 3: 8例, 4: 1例であった。20例に対して術前にブレオマイシン単独またはシスプラチン, メソトレキセートによる複合化学療法を施行した。平均腫瘍縮小率は52%で, 奏効率は75%であった。大星・下里分類によると, 15例がgrade IIb以上の効果良好例であった。原発巣の切除法は歯槽部のみの切除が10例で, 上顎部分切除が17例であった。原発巣切除と同時に頸部郭清を行った症例は6例で, このうち4例は組織学的にリンパ節転移が認められた。全症例の5年累積生存率は88%で, stage別ではI, II: 100%, III IV: 74%であった。
Experimental Cell Research | 2001
Hiromi Kubota; Hideki Chiba; Yasunari Takakuwa; Makoto Osanai; Hirotoshi Tobioka; Gen-iku Kohama; Michio Mori; Norimasa Sawada
British Journal of Oral & Maxillofacial Surgery | 1999
Makoto Noguchi; Yukie Kido; Hiromi Kubota; Hisanori Kinjo; Gen-iku Kohama
Journal of Oral Pathology & Medicine | 2005
Kanako Takemura; Makoto Noguchi; Kazuhiro Ogi; Takashi Tokino; Hiromi Kubota; Akihiro Miyazaki; Gen-iku Kohama; Hiroyoshi Hiratsuka
International Journal of Oral and Maxillofacial Surgery | 2007
Tsukasa Tsuji; M. Noguchi; Yukie Kido; Hiromi Kubota; Kanako Takemura; Kenji Nakamori; Hiroyoshi Hiratsuka
International Journal of Clinical Oncology | 2002
Makoto Noguchi; Hisanori Kinjyo; Akihiro Miyazaki; Hiromi Kubota; Gen-iku Kohama
Journal of Japan Society for Oral Tumors | 1996
Toshiaki Nakano; Hiroyoshi Hiratsuka; Ken-ichiro Hirata; Hiromi Kubota; Kenji Nakamori; Makoto Noguchi; Gen-iku Kohama