Hiroomi Asano
Nihon University
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Publication
Featured researches published by Hiroomi Asano.
Plant Production Science | 2005
Katsunori Isobe; Kaoru Yamaguchi; Kaoru Okumura; Miyuki Yamamoto; Hiroomi Asano; Ryuichi Ishii
Abstract To clarify the characteristics of aigamo duck feces as fertilizer, we analyzed the inorganic components of aigamo duck feces, and examined the correlation of the amount of ammonium nitrogen in soil with the growth and yield of rice, when aigamo duck feces were applied. One gram of air-dried feces contained 26.6mg of total nitrogen. The amount of total nitrogen excreted in feces increased in the period from late June to early July, and remained at the range of about 0.5 g per day after early July. When aigamo duck feces were applied without basal fertilizer, ammonium nitrogen in the soil increased during the late growth stage of rice, but the yield and protein content of brown rice were not. This suggests that the amount of nitrogen supplied from the feces of aigamo ducks is a minor part of nitrogen taken up by rice. It is probably difficult to obtain a sufficient yield of brown rice in the aigamo duck farming system, without nutritional nitrogen supply.
Journal of Weed Science and Technology | 1992
Hiroomi Asano
KCN (シアン化カリウム) とPQ (パラコート) の混合処理が, 主としてハルジオンのパラコート抵抗性バイオタイプに及ぼす生理的影響について調べた。1. ハルジオンのS (PQ感受性バイオタイプ) とR (PQ抵抗性バイオタイプ) の切断葉におけるクロロフィル含量に対するKCNの影響を調べた結果, 10-3M以下の濃度の浸漬処理では, 両者に対し影響は認められなかった。2. 10-4M以下のPQ処理では, ハルジオンのRは枯死しなかった。しかし, 10-3M KCNと10-4M PQの混合処理 (明条件) により, Rは呼吸速度, ATP量およびクロロフィル含量が著しく減少し, PQ抵抗性が消失した。3. KCN, NaN3 (ナトリウムアザイド) およびPQの処理順序の違いがRに及ぼす影響について調べた結果, 10-4M PQを6時間前処理し続いて10-3M KCNを6時間処理した場合, 10-3M KCN と10-4M PQの同時混合処理と同様にハルジオンのRは枯死し, PQ抵抗性を消失した。その逆の処理では枯死しなかった。
Journal of Weed Science and Technology | 1990
Hiroomi Asano
ハルジオンの表皮組織とパラコート抵抗性の関係について検討した結果, 次のようなことが明らかになった。1. 切断葉におけるパラコートの透過性について第1図のような処理方法で検討した。Rの切断葉の上にSのディスクを乗せた場合, 4×10-5M以下のパラコート濃度では枯死しなかった。しかし, 2×10-4M以上では, 切断葉の上に乗せたSのディスクは枯死した。このことから, パラコートは, 切断葉を透過していることが明らかになった。2. パラコート抵抗性ハルジオンの10系統の切断葉を用い, その表皮組織 (下側) を剥離して抵抗性の消失程度を調べた結果, 2×10-4M以下のパラコート濃度では, 抵抗性の消失にばらつきが認められた。しかし, 4×10-4M以上では全ての系統は枯死し, 表皮組織がハルジオンのパラコート抵抗性に関与していることが明らかになった。3. プロトプラストに対するパラコートの影響を調べた結果, Rでは, パラコート処理8~15分後にプロトプラストは偏平になり, 続いて細胞膜壁に葉緑体が凝集し, 16~31分後に一部は破裂した。Sは,パラコート処理8~14分後にプロトプラストの細胞膜は凹凸を示し, 9~21分後には細胞膜壁に葉緑体が凝集し, 一部は破裂した。
Journal of Weed Science and Technology | 1990
Hiroomi Asano
ハルジオンの切断葉における14C-パラコートの吸収, 移行, 分布について検討し, 次のようなことが明らかになった。1. 14C-パラコートの経時的吸収量は, 葉面処理では処理後6時間, 葉柄処理では, 処理後24時間までR, S間に殆ど吸収差異は認められなかった。それ以後, いずれの場合もRの方が吸収量は増大した。なお, 葉柄処理と葉面処理では, 明らかに後者においてパラコートの吸収量が多かった。2. 葉面処理におけるパラコートの吸収, 移行は, R, S間では14C-パラコートの吸収, 移行および拡散のパターンが特異的に異なることが認められた。このパターンからパラコートはRでは葉肉組織の細胞間隙に大部分が留まり, Sでは大部分が葉肉組織に移行するものと考えられた。3. リーフディスク処理では, R, S間で14C-パラコートの吸収, 移行の状態に変化が認められなかった。4. 14C-パラコートの切断葉における組織別分布は, R, S間で吸収率に差が認められなかった。以上のことから, ハルジオンのパラコート抵抗性の発現は, 葉身におけるパラコートの吸収量やその分布の違いが抵抗性の原因ではないものと推察された。
Journal of Weed Science and Technology | 1980
Hiroomi Asano; Teruo Terasawa; Shohei Hirose
雑草の環境適応のメカニズムを明らかにする一環として, 本実験ではメヒシバ, スベリヒユを供試し, 密度条件の差異がこれら2草種の生育と種子生産構造に及ぼす影響を調べた。密度条件はa/2,000ワグネルポットにメヒシバで5, 20, 50および100個体, スベリヒユで5, 20, 45および65個体のそれぞれ4条件とした。1) 密度の増加によってスベリヒユは栄養生長期, 成熟期を通して, 10%前後の枯死個体が認められたが, メヒシバでは全く認められなかった。2) 2草種とも, 個体当たりの生長量は密度の増加に伴って減少し, 最高・最低密度間の差異は栄養生長期より成熟期で増大した。3) 種子生産量およびその構成要素のうち個体当たりの穂数 (メヒシバ) あるいははがい果数 (スベリヒユ), 種子重, 種子粒数は密度の増加に伴って減少したが, 1穂あるいは1がい果当たりの種子粒数, 種子重はメヒシバでは20個体区, スベリヒユは5個体区に最高値があった。4) 各形質の表現型可変性の変異を密度に対する回帰係数によって比較したが, スベリヒユがメヒシバに比較して表現型可変性が大であった。5) 2草種の再生産効率を求めたが, メヒシバがスベリヒユに比較して高く, スベリヒユで密度の増加によって減少する傾向が認められた。6) 2草種の生長量について各密度区内の個体変動を調査したが, 密度の増加に従い個体変動は増大する傾向が認められた。7) メヒシバは密度の増加に対し, 区内の個体変動は少なく, 平均的な個体と個体数を確保し, 一方, スベリヒユは個体間の競合によって生き残った個体の再生産力によって, それぞれ単位面積当たりほぼ一定の生産を維持しているのが認められた。
Japanese Journal of Crop Science | 2000
Hiroomi Asano; Fumitoshi Hirano; Katsunori Isobe; Hidetoshi Sakurai
Journal of Weed Science and Technology | 2001
Hiroomi Asano; Tsutomu Kanehira; Katsunori Isobe
Journal of Weed Science and Technology | 1999
Hiroomi Asano; Katsunori Isobe; Yoshio Tsuboki
Journal of Weed Science and Technology | 2001
Hiroomi Asano
Japanese Journal of Crop Science | 1999
Hiroomi Asano; Katsunori Isobe; Yoshio Tsuboki