Isao Otani
Hiroshima University
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Publication
Featured researches published by Isao Otani.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1987
Kohzo Taniguchi; Yoji Yamatani; Isao Otani
濃厚飼料多給時のミネラル排泄, 特に尿中リン排泄に及ぼす反芻行動の影響を明らかにする目的で2つの試験を実施した. 試験1では, 第一胃カニューレ装着山羊に濃厚飼料とともに, 7cm切断乾草, 1cm切断乾草, 1mm粉砕乾草, あるいは粉砕乾草と不消化物質であるポリプロピレンを第一胃内に投与し, 反芻行動を調べるとともにミネラル (Na, K, Ca, Mg, P) の第一胃内容物中と血清中の濃度ならびに糞と尿中への排泄量を測定した。試験2では濃厚飼料を供給するとともに, ポリプロピレンを日量0, 30, 60, 90g投与した. 結果は以下の通りである. 1) 反芻時間, 反芻食塊吐出回数, 反芻再そしゃく時間は第一胃内に投与する乾草形状が大きいほど, またポリプロピレン量が多いほど増加した. 2) 反芻食塊当りのそしゃく時間, 反芻食塊の吐出周期は長い乾草投与により短縮したが, ポリプロピレン投与量をふやすと長くなる傾向であった. 3) 反芻時間の増加時には血清中リン濃度および尿中リン排泄量が減少するとともに糞中リン排泄量が増加し, 反芻時間との単相関係数は比較的高かった. 4) 反芻時間との関係においてリンほどではないが, 尿中のナトリウムとマグネシウム排泄も尿中リン排泄と類似した傾向を示した. 濃厚飼料多給時の反芻刺激の低下は尿中リン排泄量を増加させるため尿石症の要因になると推察された.
Journal of the Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University | 1980
Yoji Yamatani; Kohzoh Taniguchi; Isao Otani
もみ殻を飼料化する目的で,種々の化学的な処理を施した際のもみ殻の化学組成の変化および走査電顕(SEM)下の組織学的変化とIn vitroの消化率との関連を検討した。 1. ARHは生もみ殻に較べてセンイ成分の比率が低下し,熱水可溶区分も3倍近く上る。IVDMDが3倍に上るが,これはシリカの山,そして谷部もかなり破壌されて,可消化のセンイ部分が露出したためと考えられる。リグニンは残存しているが変質していると思われる。 2. NaOHで処理すると山部のシリカ層が完全に除かれてセンイ組織が露出し,IVDMDも5倍に上る。リグニンは残存しているが変質していると思われる。 3. NaOHで処理後,更にKMnO4で処理したものでは,更に山が大きく破壌され,穴も大きくなり,谷部にあるリグニンも除去されて,IVDMDは更に7倍に上る。 4. NaClO2で処理すると,谷部のリグニンが失われ,シリカが残存しているのに,IVDMDが7倍に上る。 以上の事から,もみ殻の消化の悪い原因の一つは確かにリグニンであるが,もみ殻の堅固な構造も大きな原因となっていることが明らかになった。
Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1972
Yoji Yamatani; Isao Otani
嗉嚢が鶏の消化に果す役割を知るために,正常対照鶏と嗉嚢摘出手術後の嗉嚢摘出鶏について,粉餌および粒粉混合餌を給与した際の消化率を比較して,嗉嚢摘出が消化におよぼす影響を検討した. 嗉嚢の有無に関係なく,各成分とも粒粉混合餌の消化率は粉餌のものより有意に低い.嗉嚢摘出による消化率の低下は,粉餌については粗繊維を除く他は僅かであったが,粒粉混合餌についてはいずれの成分においても著しかった. 嗉嚢摘出鶏に粒粉混合餌を給与する際に砂礫を同時に給与すると,いずれの成分の消化率も著しく向上して粉餌給与の際の消化率に近くなった. 以上の結果から嗉嚢が消化に果す主な役割は機械的なものに関わりのあることが確かめられた.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1984
Kohzo Taniguchi; Yoji Yamatani; Isao Otani
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1986
Kohzo Taniguchi; Miki Sugihara; Yoji Yamatani; Isao Otani
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1986
Kohzo Taniguchi; Yoji Yamatani; Isao Otani
日本畜産学会報 | 1973
正雄 佐々木; Yoji Yamatani; Isao Otani
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1973
Masao Sasaki; Yoji Yamatani; Isao Otani
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1969
Isao Otani
Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1968
Isao Otani; Yoji Yamatani; M. Sasaki