Issei Nakamori

Measurements of Effective Diffusivities of Mercaptanes in Molecular Sieve 13 X

半径0.08cm, 長さ0.5～0.6cm の棒状のモレキュラーシーブ13X について, n-ヘキサンを溶媒とした時のエチル, ブチル,iso-ブチルおよびオクチルメルカプタンの0℃ における粒内有効拡散係数を, かきまぜ槽を用いて測定した。まず各系の平衡吸着量を,ついで外液濃度と接触時間の関係を測定した。得られた平衡関係はLangmuir型となり,この関係を拡散方程式に導入すると非線型の偏微分方程式が得られるが,その解法としてこれを数値的に解く方法を示した。これによって外液濃度の時間変化を算出することができる。この計算値が実測結果と一致するように有効拡散係数を選ぶことによって各系の有効拡散係数を求めた。その結果前述の各メルカプタンに対してそれぞれ5, 4, 3, および1.5×10-6[cm2/sec] の値を得た。

Experimental Studies on the Height of Dispersion Band in Settler for the System of Water-Kerosene

水-ケロシン系において水相分散の場合のセトラーにおける分散帯の厚みを測定した。実験に使用したミキサー・セトラーは共にガラス製で, セトラーは直径57mm長さ750mmのガラス円筒である。実測の結果分散帯の厚みは両相の見掛け流速の和の3.1乗, 分散相の供給比の4.9乗, 撹拌翼回転数の2.8乗に比例するという結果を得た。