Kuniyasu Mokudai
University of Tsukuba
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Publication
Featured researches published by Kuniyasu Mokudai.
The American Journal of Gastroenterology | 2015
Kuniyasu Mokudai
1. はじめに 日本では,国立公園や名勝,天然記念物,あるいは世界自然遺産, ラムサール条約登録湿地など,様々な保護の制度が存在している. そうした制度は,開発行為に対して法的に規制をすることができるた め,日本の自然環境の保護に一定の役割を果たしている.しかし,こ うした制度により指定,登録されている保護地区(protected area)に おいても,砂防工事,治山工事が進められている.特に日本の山岳 地域においては,土砂災害や洪水災害といった自然災害の被害軽 減という目的のため,自然保護に優先してこれらの工事が行われてい る.こうした自然保護と砂防・治山との関係性は,これまでは人命ある いは財産尊重という立場から社会的には肯定されてきた.そして,そ の状況は,砂防・治山事業が,第三者から評価されることなく延々と 実施されるという状態を作り出している.すなわち事業の実施そのも のが目的となっている.今後は,こうした PDCA サイクルを持たない砂 防・治山事業がどのような問題を生み出しているのか多面的に評価し ていく必要があると思われる. ここでは,日本国内の幾つかの例を元に,保護地区における砂防・ 治山事業の実態を把握し,geoconservation の観点から指摘すること ができる問題点を示したい.
The American Journal of Gastroenterology | 2015
Kuniyasu Mokudai
1. はじめに 2015年に着工,2027年の開業を目指すリニア中央新幹線は,総 延長の約286 kmのうちの約247 km(86 %)がトンネルとなる.トンネ ルの本坑は,地下数百 mから1300 mの深さのところに掘られる.トン ネルには一定間隔で非常口が設けられるため,非常口に通じるトンネ ルも掘られる.さらにトンネル掘削で排出される土砂を運搬するための 工事用トンネル,そして調査用の先進坑も掘られる.これらのトンネル 掘削により発生する土砂は,5680万 m3と見積もられている.その土 砂の多くは,河川沿いの低地に盛られ,そこで緑化が行われているこ とになっている. このトンネル工事については,地表・地下の水系や生態系に対して 多大な悪影響を与えることが懸念されている.さらに,地域の自然環 境を基盤として生活している住民に対しても,様々な悪影響があること が予想されている.現在は,事業者によって,工事着工に向けての準 備が進めている段階である.現在公開されている事業者による関係書 類を見る限り,地域の自然環境の理解については,不十分な点が多く, このまま工事が行われると,赤石山脈の自然環境が大規模に破壊さ れていく可能性が高い. ここでは,赤石山脈における,地形,地質学的特徴を整理し,その 上でトンネル掘削と土砂の排出の問題点について述べる.
Journal of Geophysical Research | 2007
Jessica R. Lacy; David M. Rubin; Hiroshi Ikeda; Kuniyasu Mokudai; Daniel M. Hanes
Geogr. Rev. JPN, Chirigaku Hyoron | 2004
Kuniyasu Mokudai; Masahiro Chigira
Japan Geoscience Union | 2018
Kuniyasu Mokudai
The American Journal of Gastroenterology | 2016
Kuniyasu Mokudai
Japan Geoscience Union | 2016
Kuniyasu Mokudai; Nobuo Yokoyama; Emi Kitaura
The American Journal of Gastroenterology | 2015
Kuniyasu Mokudai
The American Journal of Gastroenterology | 2015
Nobuo Yokoyama; Emi Kitaura; Kuniyasu Mokudai
The American Journal of Gastroenterology | 2014
Kuniyasu Mokudai