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Featured researches published by Masaki Okamoto.


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 2014

一人一人が明確なめあてを持ち,心と体の変容に対する認識と論理的思考力を育てる体育の授業 : グループで取り組む長距離走

Ayako Miyake; 絵里子 畦田; Masaki Okamoto; Daisuke Gouda; Mitsuyo Takata; Yukinobu Miyake; 和真 福田; Yasuo Higashikawa

高校2年生女子68名を4~6人の異能カグループに分け,12 時間の長距離走を行った。単元前半の2時間で走法の理論学習を行い,各自のフォームの課題を明確にした後,4つの練習メニューを実施し,各練習の目的と実施方法を理解した。その後,グループ毎に練習メニューを選択し,運動強度を決定して練習し,3,000m走にチャレンジした。その結果,3,000mチャレンジ走でのタイムの向上は半数にとどまった。しかし,この単元実施前までの生徒たちは長距離走を好まない傾向にあったが,授業後には約7割の生徒が長距離走が好きだと答え,また多くの生徒が楽しく興味を持って活動できたと答えた。自分たちの課題解決に必要な練習を選択実施し,グループで励まし合い,互いに合理的なフォームについて考えながら練習したことで走り方が分かり,心地よくペースを保って走ることを体感し,達成感を得られた。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 2012

中学校保健分野の発展的学習内容構成についての試み : 「身体の内的環境」に関するひとつの構成

Yukinobu Miyake; Masaki Okamoto; Daisuke Gohda; Mitsuyo Takata; Takahiro Fujimoto; Ayako Miyake; Ayaka Miyauchi; Masato Nishimura

我が校では,過去3期9年間にわたり文部科学省研究開発学校の指定を受け,中学校・高等学校を通して学ぶ教科横断的な新教科「現代への視座」の創設に,全ての教科で取り組んできた。保健体育科は理科・家庭科と共に,中学校2年生での「環境」について担当した。そこでは,「自然環境(外的環境)」と「体内環境(内的環境)」の二つのテーマのもと,複眼的見方や探求の方法,科学的思考力,読解力,判断力,まとめ方や表現力等の獲得を目指し,一定の成果を上げることができた。この稿においては,その成果を中学校保健分野の発展的学習内容へ還元し,思考力・判断力など現在の学習指導要領が求めている資質や能力が育成されるような授業構成を試み,基礎的・基本的な知識の暗記や再現にとどまらず,知識を活用する学習活動によって,保健学習が活性化する授業の在り方を検討した。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 2012

走法(ランニングフォーム)の学習を取り入れた長距離走の授業 : 3000mペース走をとおして

Masaki Okamoto; Daisuke Gohda; Mitsuyo Takata; Takahiro Fujimoto; Ayako Miyake; Yukinobu Miyake

今日のランニングブームのなかで,長距離走の授業においてペースコントロールやトレーニング方法だけでなく,合理的に走るための走法(ランニングフォーム)について学習することは,生徒がこれから将来にわたってジョギングを実施したり市民マラソン大会に参加するなど様々な目的を持って長距離に取り組む時に,記録の向上はもちろんリラックスして楽しく走ることや故障の防止にもつながり意欲を持って取り組むのに必要なことであると考える。これまでの長距離走の授業実践では走法について取り組んだものは見られない。今回はこれまで実践してきたペース走にランニング時の姿勢作りを中心にして,肩甲骨からの腕振り,骨盤からのストライドといった体の動き作りを課題として取り上げた授業を行った。


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2009

新学習指導要領に対応した保健の授業の創造 : 養護教諭とつくる「AEDで命を守る」授業

Takahiro Fujimoto; Yuko Yanagida; Masaki Okamoto; Daisuke Gouda; Mitsuyo Takata; Ayako Miyake; Yukinobu Miyake; Yuko Yabe; Maki Kobayashi; Yoshimasa Ishii; Shigenobu Matsuoka

新中学校学習指導要領が2008年3月に告示された。保健の内容において, 「応急手当には, 心肺蘇生等があること」という文言が加えられた。また, 今回の授業実施後に発表された高等学校指導要領改訂案(保健)においても, 「心肺蘇生法等の応急手当は, 傷害や疾病によって身体が時間の経過とともに損なわれていく場合があることから, 速やかに行う必要があること」の文言が盛り込まれた。これらは, 2006年の「救急蘇生法の指針」の改訂の中でAEDの使用が応急手当の手順に加えられたことやそのことに連動して心臓マッサージが一層重視されるようになったという動向を受けたものである。大阪ライフサポート協会は, 「救急蘇生の最終目標は, 突然緊急事態に際した人の命を救い, 健康で後遺症に悩まされることのない幸せな人生を確保することである。そして, 救急蘇生の原点は, 倒れた人・急変した人に向かって勇気をもって第一歩を踏み出すことである。」と, 多くの人が心肺蘇生法を理解し実施できるようになることの必要性を説いている。このような情勢を受け, 生徒たちに対して, いざという場面に出会ったとき, 勇気をもって対処できるような力を育みたいと考え, そのための授業のあり方を検証することとした。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 2007

みんなで走りを科学する短距離走の授業研究 : 身体感覚を「探り」・「深める」ことからのアプローチ

Mitsuyo Takata; Yuji Ishiguchi; Masaki Okamoto; Daisuke Gohda; Takahiro Fujimoto; Ayako Miyake; Yukinobu Miyake

速く走るためには,「腕振り」やキックからの「踵の引きつけ」「もも上げ」「膝下の振り出し」等の動き方に中心があると従来は解釈されており,その理論を授業でも取り上げて展開してきた。しかし,陸上競技における短距離走の世界では,この十数年の間に,そのような外面的な動きにとらわれる考え方が根本から見直され,新たなフォームや個々の選手にあった身体の使い方が研究されている。今回の中学生を対象にした授業では,現在トップアスリートがベースにしている考え方や感覚に触れ,走ることについての身体感覚を個々の生徒が磨きながら学習するようにした。さらに,個々の生徒がつかんだ感覚を他の生徒にも還元することで,自分にとって効率よく速く「走る」方法を獲得するための身体感覚にはどのようなものがあるのかを「探り」・「深め」,ひいては記録の向上をも図った。その結果,走ることが苦手な生徒に特に成果が現れたと思われる。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 2000

新学習指導要領への体育からの発信 : 生きる力の育成をめざした陸上競技(走り幅跳び)の授業

浩二 房前; Masaki Okamoto; Yukinobu Miyake; 学峰 高田; 光代 宇田; Ayako Miyake; 宏美 藤原; ユミ 万代; 幸政 江刺

新学習指導要領では, 一人ひとりの生徒が, 自立した学習者として主体的に育ってゆけるように, あらゆる状況に対応して生きることのできる力を培うことが求められている。そのためには, 個人が本来もっている知識・体力をはじめとする様々な力を統合し, 「知恵」として総合的・有機的に機能する形に昇華させなければならない。「総合的な学習」は, このような「知恵」として機能する学力を身につけることを求めているが, 「保健・体育」は, 本来, その「知恵」の獲得に対して十分な成果を上げることができる教科である。教師の意図的な働きかけにより, 生徒自らが学び・考えるような内面的な動きを十分に引き出し, 確かな「生きる力」を育てる可能性を, 他のどのような教科よりも多いに秘めていると言える。今回は陸上競技(走り幅跳び)を通し, そのような「保健・体育」の本質を活性化させることをねらいとし, これからの授業のあり方を検討した。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 1997

「将来にわたって生きて働く力」を身につける体育教育をめざして : 自ら学ぶ意欲を育む陸上競技(三段跳び)の授業

一朗 大林; 久巳 梶原; 浩二 房前; Masaki Okamoto; Yukinobu Miyake; 光代 宇田; 宏美 藤原; 幸政 江刺

一人ひとりの生徒が自立した学習者として主体的に育ってゆける力を育成するためには,「自己教育力」を培うことが重要である。そのためには,教育方法の改善だけでなく,一人ひとりの生徒が学習目標に対する到達度や学習状況を確実に把握し,学習の軌道修正を行いながら,「やらされる体育」から「自らが取り組む体育」への意識変換をさせなければならない。このような,生徒の主体的・自主的な取り組みによる内面の高まりを大切にしながら,「将来にわたって生きて働く力」の獲得を目指した取り組みを模索している。今回は陸上競技(三段跳び)を教材として,「自己教育力」を獲得するための大きな要因である「自ら学ぶ意欲」を高めるために,個々の生徒の内面に注目し,生徒が自ら学び自己形成してゆける授業を考えた。特に,課題を見つけ解決する過程を通して,「自ら学ぶ意欲」を高め,お互いに結びつく力を培うような,これからの授業のあり方を検討した。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 1996

『着衣泳』指導について 第III報 : 着衣泳を子どもたちにどう教えるか

一朗 大林; 久巳 梶原; 浩二 房前; Masaki Okamoto; Yukinobu Miyake; 光代 宇田; 理子 山下; Takashi Kurokawa

当校では,開校以来1年生から5年生までに,「一定の距離を合理的なフォームで速く泳ぐことができるようになる」という競技水泳指導の観点を重視した指導を行ってきたが,高校卒業後はまとまった形での水泳指導を授けることはないであろうと思われるので,一般生活の中での水泳という観点も不十分ながら生かすように工夫し,6年生では,海浜等での実用的な泳ぎとして利用価値の高い横泳ぎと救助法の一部を指導してきた。しかし,1982年から「学校体育を生涯スポーツの視点」から検討していく過程で,今までの水泳指導のあり方にも疑問を感じるようになり,再検討した結果,1992年に「水の事故から命を守るための水泳指導」という立場に立った着衣泳の授業を一部の学年に対して試みた。授業後のアンケート調査では,多くの生徒が「全ての生徒が体験すべきである」と答えていた。生徒達は,『着衣泳』学習を体験したことで,万が一水の事故に遭ってもある程度自分の命を守る方法を体得したようではあるが,その指導のあり方については課題も多く,今回は全学年を対象に授業を行い,そのあり方を検討した。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 1994

『着衣泳』の指導について 第II報

一朗 大林; 久巳 梶原; 浩二 房前; Masaki Okamoto; Yukinobu Miyake; 房枝 池上; 理子 山下; 真毅 柄崎; 幸政 江刺

外国では数年前から『着衣泳』の指導が行われていたが,我が国ではその事例は非常に少なく,指導法はまだ確立されていない。しかし,文部省もその必要性や意義・注意点などを唱える状況に至り,今後各方面での研究・具体的な指導法の確立が急がれるべき情勢となってきた。大切な人命を水難事故から救うために,学校教育の場で我々は何をすべきかということを念頭に置きながら,当校では昨年度より『着衣泳』の授業実践を試みた。今年度は,その反省と課題を踏まえ,着衣して泳ぐことが,各泳法のスピードや動作にどのような影響を与えているのかを明らかにするとともに,複数の学年で着衣泳の指導をモデル的に実施し,中高一貫教育の中でその指導をどのように系統だててすべきなのかを探ってみた。


中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 | 2006

課題を検証しながら「わかる」ことを深める走り幅跳びの授業研究

Masaki Okamoto; Yuji Ishiguchi; Kohji Fusamae; Takahiro Fujimoto; Yukinobu Miyake; Mitsuyo Takata; Ayako Miyake; Kaori Kasai

Collaboration


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