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Publication


Featured researches published by Mitsu Kayama.


Journal of the American Oil Chemists' Society | 1963

Incorporation of linolenic-1-C14 acid into eicosapentaenoic and docosahexaenoic acids in fish

Mitsu Kayama; Yasuhiko Tsuchiya; Judd C. Nevenzel; Armand J. Fulco; James F. Mead

Following intraperitoneal injection of methyl linolenate-1-C14 into kelp bass,Paralablax clathratus, the highly polyunsaturated fatty acids of their body fats were concentrated by low temperature crystallization from acetone, and eicosapentaenoic and docosahexaenoic acids were isolated from the concentrate by reversed-phase chromatography and hydrogenated. The resulting arachidic and behenic acids were degraded stepwise to margaric acid, and the distribution of activity was determined. The results indicate that the injected linolenic acid was converted to eicosapentaenoic acid and the latter incorporated into docosahexaenoic acid. A probable conversion pathway is linolenic acid→6,9,12,15-octadecatetraenoic acid→8,11,14,17-eicosatetraenoic acid→5,8,11,14,17-eicosapentaenoic acid→7,10,13,16,-19-docosapentaenoic acid→4,7,10,13,16,19-docosahexaenoic acid.


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1975

Studies on Carotenoprotein and Carotenoids of some Micronektonic Crustaceans caught in Sagami and Suruga Bays

Heisuke Nakagawa; Mitsu Kayama

相模湾,駿河湾産の5種類の甲殻類についてカロチノイド,及びそのうちの2種類について甲殻の色素蛋白質の分析を行った。全ての甲殻類のカロチノイドは薄層クロマトグラフィーで約10成分に分離し,そのうちアスタキサンチン,アスタキサンチンエステル,及び未同定のキサントフィルが主成分であった。nnAcanthephyra quadrispinosa及びSergestes prehensilisの甲殻からカロチノイドを含む色素蛋白質を分離したが,この蛋白質は量的にみて,色素としての作用よりもカロチノイド運搬のような生化学的な機能を果すと考えられる。


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1975

Studies on the Lipids of Coastal Waters : I. General Composition of Lipids in Sea Water, Sediments and Suspensoids

Mitsu Kayama; Hisashi Yamada

海水は多くの有機物を包含し,脂質も例外ではない。本報は,燧灘の17測点における1973年夏期と1974年冬期の海水・底土・懸濁物に含まれる脂質を分析した結果を報告する。nn(1) 海水および底土の脂質含量は,それぞれ痕跡~1.8mg/l,0.9~2.6mg/gの範囲にあった。燧灘の沿岸と中央部の水域を比較し,脂質含量は前者の方が多く,とくに川之江および観音寺沿岸水域で高い結果を得た。n(2) いずれの試料の脂質においても,ステロールのエステル型成分はみられず,トリグリセリドも少量しか認められないことから,エステル型化合物は海の環境下に加水分解され易いと考えられる。トリグリセリドの含有割合は,夏よりも冬において少ない結果を示した。n(3) 脂質のクラスと脂肪酸の組成を検討して,脂質の分解は底層水で比較的高く,表層水および底土がこれに次ぐものと示唆される。n(4) 懸濁物も脂質を含有する。しかし,その組成は海洋生物のそれとは非常に異なっていることを認めた。


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1976

Influence of Additional Lipid on Electrophoretic Behavior of Carp Plasma Lipoprotein

Heisuke Nakagawa; Mitsu Kayama

コイ血漿リポ蛋白質の電気泳動的挙動に及ぼす脂質の影響をin vitroで検討し,以下の結果を得た。n1) 血漿リポ蛋白質は添加した脂質を取り込み,易動度が変化する。リポ蛋白質の脂質との結合量および易動度の変化は添加した脂質の種類により異なる。易動度を変化させる脂質として脂肪酸が最も影響が大きく,そのうち特に不飽和脂肪酸が効果的であり,易動度の著しい増加とリポ蛋白質のサブバンドを生じる。n2) コイ血漿アルブミンはリポ蛋白質の一種であり,添加した脂質を優先的に取り込み,その易動度の増加は著しい。n3) コイ血漿リポ蛋白質の電気泳動的多型現象の一因として,補欠分子族又は運搬物としての脂質の組成のちがいが考えられる。


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1975

Studies on Carotenoprotein in Aquatic Animals : V. Thermal Reddening of Exoskeleton of Crayfish (Procambarus clarkii)

Heisuke Nakagawa; Mitsu Kayama; Suezo Asakawa

甲殻を種々の条件下で加熱し,カロチノイド含量,及び組成の変化を調べ,甲殻の赤変との関係について論じた。nn甲殻の赤変はカロチノイドと蛋白質の結合の解裂によってのみ生ずるものではなく,なんらかの蛋白質部分の変化による色素蛋白質の赤変によっても生ずると考えられる。nn甲殻を加熱することによりアスタシンの増加は認められず,他のカロチノイド成分より優先的に分解を受けることを認めた。


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1975

Studies on the Lipids of Coastal Waters : II. Hydrocarbons of Sediments in Hiuchi Nada

Hisashi Yamada; Mitsu Kayama

今日,石油の流出事故による沿岸水域の油濁は世界的に深刻な問題となっている。1973年夏期と1974年冬期時点における燧灘17測点の底土に含まれる炭化水素を検討した結果を報告する。n(1) 底土から脂質を抽出し,その炭化水素のガスクロマトグラフ分析を行い,生物由来の炭化水素(プリスタンおよびスクワレン)とn-アルカンを検出した。n(2) (プリスタン+スクワレン)/n-アルカンの比の分布とこの比が脂質含量と一致している事実を考え,この海域の底土中の炭化水素は生物起源のものが多いことを認めた。n(3) この時点でこの海域は・魚に石油貝を与えるほどに油濁されていないと考えられる。


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1973

養殖マダイの体色改善に関する研究 : I. アメリカザリガニ甲殻カロチノイドの投与効果

Mitsu Kayama; Heisuke Nakagawa; Hisashi Yamada; Yutaka Murakami

養殖マダイは,とくにその体表皮の色に問題がある.天然産のものと比較すると,マダイ本来の鮮やかな赤い色調が褪色して黒味を帯びた養殖ものが得られる.この欠陥を改良するため,アメリカザリガニの甲殻カロチノイドを人工飼料に添加して,養殖マダイの体色改善に資する目的をもった飼育試験を試み,以下の結果を得た.nn1. アメリカザリガニ甲殻カロチノイドは,β-カロチン,アスタキサンチン・エステル,アスタシンおよびアスタキサンチンを主要成分とするが,なお未同定の数種カロチノイドを含む.遊離型のアスタキサンチンは甲穀中では主としてカロチノプロテインとして存在する.nn2. 当才魚および一年魚のマダイに対する基本飼料への各種カロチノイドの添加飼育試験は,肉眼的観察および体表皮と鰭に存在する総カロチノイド含量から判定して,アメリカザリガニ甲殼脂質の添加区(A-5)が最も良好で,次いで甲殻粉末添加区(A-6,B-1)であった.但し,甲殻粉末の大量添加はマダイの栄養上好ましくなく,増重量が他と較べて劣っていた.また,カンタキサンチン添加区(A-2)は僅かな効果を示したが,β-カロチン(A-1),アメリカザリガニ甲殻脂質不ケン化物を分別して得たカロチン類(A-3)とキサントフィル類(A-4)の添加区は効果がみられなかった.nn3. マダイのカロチノイドは大部分体表皮および鰭に局在し,主としてアスタキサンチン・エステルと他のキサントフィル・エステル類として存在する.nn4. 飼育試験でマダイの発色に効果のみられたアメリカザリガニ甲殼脂質および甲殻粉末添加区のマダイ体表皮のカロチノイドは主としてアスタキサンチン・エステルおよび他のキサントフィル・エステル類を含有するが,他の区では前者が検出されず,カンタキサンチン投与区で痕跡程度認められた.したがって・マダイ本来の赤色調の発色にはアスタキサンチン・エステルが大いに寄与すると考えられ,人工飼料に遊離あるいはエステル型のアスタキサンチンまたはクラスタシアニンを添加することによってマダイ体色の改善が可能である.nn5. アメリカザリガニ甲殼およびマダイの体表皮に存在して赤い色調を出すアスタキサンチン・エステルの構成脂肪酸は単一のものではなく,トリグリセリドの組成と同じように種々の脂肪酸から構成されていることをみた.nn6. マダイにおける植物カロチノイドから動物カロチノイド,とくにアスタキサンチンへの代謝について錦鯉および金魚あるいは甲殻類と比較し,マダイの変換能の劣ることを考察した.


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1974

Studies on Carotenoprotein in Aquatic Animals : IV. Carotenoid Pigments in Crayfish (Procambarus clarkii)

Heisuke Nakagawa; Mitsu Kayama; Hisashi Yamada; Suezo Asakawa

1. アメリカザリガニ甲殻のカロチノイドを薄層およびカラムクロマトグラフィーで分離同定した結果,主成分はアスタキサンチンエステル,アスタキサンチンおよびアスタシンであった.nn2. 青,紫および赤色の三種のカロチノプロテインの補欠分子族はアスタキサンチンを主成分とし,それぞれのカロチノイド組成に差は認められなかった.nn3. アスタキサンチンは頭胸部,尾部および尾柄部など青い部分の甲殻に比較的多く含まれる.しかし,鋏脚の濃青色部と鮮赤色部の甲殼のカロチノイド組成に殆ど差は認められなかった.nn4. 甲殻の赤い色は主として非結合型カロチノイドの色により,甲殻の青い色は非結合型カロチノイドの他に青および紫色カロチノプロテインが比較的多く存在する為と考えられる.甲殼の色が成長と共に赤味を増すのは非結合型カロチノイドがカロチノプロテインと置換して沈着する為と考える.


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1973

Blood Properties of Cultured Yellow Tail, Seriola quinqueradiata Temminck and Schlegel : I Effect of Disease Caused by Anchovy, Engraulis japonica HOUTTUYN, as Diet

Kenji Nanba; Heisuke Nakagawa; Shiro Murachi; Mitsu Kayama; Tatsuo Nakamura

養殖ハマチの主たる餌料であるカタクチイワシに起因する食餌性疾病の本態を究明するために,200尾のハマチにカタクチイワシを単一投与し,これを試験群とし,同時にイカナゴを単一投与した200尾のハマチを対照群として,50日間の飼育を行い,試験群に生ずる食餌性疾病の影響を血液性状,成長,肝蔵重量等について調べた.得られた結果を以下に示す.nn1) 試験群では実験開始10日後には摂餌の不活発,成長の遅れ,軽度の肝萎縮等が認められ,20日後には食餌性疾病による斃死が始まり,実験終了時までに試験群の約50%が斃死した.斃死魚に見られる特徴は,体色の変化(主として黒変),肝萎縮,眼球突出などであった.nn2) 試験群は血漿蛋白質量の減少及び低い血漿総コレステロール量を示したが,ヘモグロビン量及びヘマトクリット値については,斃死が盛んな時期においても,対照群に比較して有意な差を示さなかった.nn3) 試験群においては,血漿蛋白質量の減少及びA/G比の変化から,グロブリン画分の減少が推測された.nn4) ハマチの血漿蛋白質には電気泳動的に,6成分が認められ,両群においてIII画分の組成比の変化が認められた.nn5) リポ蛋白質画分は対照群ではIV画分に相当したが,試験群では一定せず,III,IV,V,VI画分にわたり不明瞭な脂質の染色が認められた.nn6) 試験群においては,セルローズアセテート膜上の,リポ蛋白質の染色が不明瞭である事,及び血漿総コレステロール量の減少から血漿脂質の減少が考えられた.nn7) 試験群の脂質のTLCから,トリグリセライドの著しい減少と,それに相対的なワックスエステルの増加が認められた.


Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry,Hiroshima University | 1973

Studies on Carotenoprotein In Aquatic Animals : Ill. The Relationship between Blue and Purple Carotenoproteins in Crayfish (Cambarus clarkii) Exoskeleton

Heisuke Nakagawa; Mitsu Kayama; Suezo Asakawa

アメリカザリガニ甲殼から得た青色カロチノプロテイン(以下Bと略記)と紫色カロチノプロテイン(以下Pと略記)のアポ蛋白質の分析結果より,それぞれのアポ蛋白質は異ったサブユニットで構成されていることを明らかにした.nn約10万の分子量をもつBは尿素の存在により分子量約5万のPに変化する。Bは,ある条件下で,補欠分子族のカロチノイド含量が減少することにより,Pおよびカロチノイドを含まない蛋白質に解裂し,最終的には縮合して赤色カロチノプロテインを生ずる.甲殼内においてもBとPは相互変換が起りうると考えた.

Collaboration


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James F. Mead

University of California

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Jean-Claude Guary

École pratique des hautes études

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