Ryohei Otsuka

Application of hydroxyapatite-sol as drug carrier

The application of hydroxyapatite-sol as a drug carrier is being developed. Hydroxyapatite-sol which is a suspension consisting of hydroxyapatite nano-crystals, was synthesized using an ultrasonic homogenizer. The size of the crystals was 40 x 15 x 10 mm3 on average and their specific surface area was 100 m2/g. An amount of a glycoside antibiotics adsorbed onto hydroxyapatite nano-crystals was measured. The drug adsorbed 0.2 mg per 1 mg of hydroxyapatite. The affect of the drug adsorbed onto the hydroxyapatite was investigated using cancer cells. The drug, adsorbed onto the hydroxyapatite nano-crystals, inhibited cancer cell growth.

Adsorption Characteristics of Gas Molecules on Magadiite, Kenyaite and Their Layered Polysilicic Acids.

マガディアイトとケニヤアイトおよびその層状ポリケイ酸の窒素,水蒸気および二酸化炭素などのガス吸着特性を調べた。液体窒素温度において窒素分子はマガディアイトとケニヤアイトの層間にはほとんど吸着せず,比表面積はそれぞれ23m2/gと32m2/gであった。しかし,層間イオンを除去することによって層間への吸着が認められるようになり,H-マガディアイトおよびH-ケニヤアイトの比表面積はそれぞれ32,105m2/gに増大することがわかった。水蒸気はマガディアイトとケニヤアイトに対しては急激に吸着するが,相対圧約0.05で階段状となった。このことは両者の脱水・復水過程において中間相が存在することを示している。二酸化炭素の吸着サイトはいずれも八員環と考えられるが,マガディアイトおよびH-マガディアイトよりもケニヤアイトおよびH-ケニヤアイトに対してより吸着しやすいことがわかった。分子プローブ法によって八員環の有効径を求めるため,二酸化炭素のほかにメタンおよびエタンの吸着を行った結果,マガディアイト型構造では3.2A以下,ケニヤアイト型構造では3.5A程度と推定することができた。また,アンモニア吸着によっていずれの化合物の層間も表面酸性を示すことが確認できた。