Ryujiro Kondo
Osaka University
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Publication
Featured researches published by Ryujiro Kondo.
Environmental Systems Research | 2008
Nobuyuki Eguchi; Ryujiro Kondo
廃校になった学校を宿泊施設へ転用する際に, 学校の物品や設備は宿泊施設の運営方針にそぐわない場合, 廃棄処分されている. そこで本研究では、廃校を活用した宿泊施設を対象として, 他施設における学校物品・設備活用の可能性を探ることを目的とした. 研究方法として, 国内の17校の廃校活用宿泊施設へ赴き, 存在する学校物品・設備の実態を分析した, その結果、廃校宿舎の特徴を「『学校』を演出する宿泊施設タイプ」と「『宿泊』を演出する学校タイプ」に分けることが出来た。また、廃校宿舎は機能のリユース, 意味の継承といった2種類のリユースとしての知恵が大きく発揮されている場であることもわかった. 最後に、運営方針に見合った物品・設備の活用法について提案した.
Environmental Systems Research | 2006
Hirotsugu Murakami; Ryujiro Kondo
自治体において環境基本計画を背景とした環境づくりが進んでおり, 計画の見直しや改訂を迎えている自治体も増加している. しかし, 環境パートナーシップ組織や環境行政において取り組まれている様々な活動が市民に与える意味や価値, また, 計画に与える影響・効果は十分に評価はされていない.そこで, 本研究では計画の推進として策定後に市民参加型で実施されたワークショップに着目し, 滋賀県旧野洲町「環境フェスタ」と滋賀県彦根市「市民環境フォーラム」を事例としてワークショップの評価を行った. 地域性を重視するワークショップとテーマを重視するワークショップとして見たときの特徴を明らかにし, 今後の同様のプログラムにおけるあり方を明らかにした.
Environmental Systems Research | 2006
Sachie Higuchi; Ryujiro Kondo
本研究では, 婦人雑誌『婦人之友』が「家庭生活の合理化」を基本理念に掲げ100余年にわたってライフスタイルを提案し続けていることに着目し, 誌面分析によってその変遷を把握した. この雑誌には, その提案を実施する読者組織も存在し, 近年は環境保全活動を活発に行っていることから, 各時代に読者組織がどのような実践を行い, 現在に至ったのかにも注目した. その結果, 記事の傾向が「家内」から「公共」へ移ってきていることと, むことへの意識と意味づけを変化させており, 時代ごとに雑誌の果たす役割も変遷していたことがわかった.
Environmental Systems Research | 2005
Hikaru Tamaki; Ryujiro Kondo
近年, 自然保護の必要性を主張するあまり, 自然とかかわりの深い生業の営みが否定されるという齟齬が生じている。このような問題に対し, 自然保護のあり方を問い直すための環境教育が必要である。通常は自然にとって有益と考えられている「自然保護」が, 実際には自然破壊を食い止めるだけの効果は無く, 「自然保護」をおこなっても「人間=強者, 自然=弱者」の関係は変化しない。このような人間と自然との間にあるコンフリクトを体験させ, 日常生活にはない視点から考えさせるツールが必要であると考えた。本研究ではこのことを目的としたゲーミングシミュレーション『Paint it Black』を開発し, 学習効果の検証を行った。高校生・大学生へ対する実験の結果, 『Paint it Black』の体験により, 自然保護をめぐる4つの立場が立ち現れ, 相互の考え方について比較することで, なぜそのような立場がありうるのかという学習へ展開していくことが可能であることが示された。
Environmental Systems Research | 2004
Tomoki Dan; Ryujiro Kondo
本研究では、ちんどん屋の街頭宣伝において、ちんどん屋と街の人々とのコミュニケーションに着目し調査を行った。調査ではちんどん屋を追跡調査し、街廻りの様子をビデオに記録した。ビデオを元に街廻りでの出来事を地図に描き、分析を行った。分析結果からちんどん屋と街の人々とのコミュニケーションを「ついてくる型」、「応答型」、「目を配る型」、「引き寄せ型」、「声かけ型」の5類型にまとめることができた。場所によって見られる類型やその出現数に違いがあり、ちんどん屋は場所の様子を読み取り、街頭宣伝を行っていることがわかった。
Environmental Systems Research | 2001
Ryujiro Kondo; Yusuke Fujii
本研究の目的は、企業と消費者の円滑な環境コミュニケーションを実現させるために、送り手が作成する環境広告の傾向と、受け手が選好する環境広告の傾向を探り、両者の比較から環境コミュニケーションツールとしての環境広告のあり方を提案することである。まずは、「環境広告コンクール」応募作品および審査通過の現状分析から環境広告の送り手の意識の現状を探った。送り手が作成する環境広告の傾向と、審査員の評価との差異について指摘した、次に、架空の環境広告を用いたコンジョイント分析を用いて、環境広告の受け手の選好について探った結果、環境広告の選好は人によって違いがみられ、選好にはその人の環境意識が影響を与えているということが明らかになった。それらの結果から、環境広告の設計において、[1]環境意識の違いによる選好にあわせた環境広告、[2]実績データを提示する環境広告、[3]革新と適応がバランスした環境広告、について提案した。
Environmental Systems Research | 2000
Hisashi Setta; Ryujiro Kondo
本研究は、地域資源・文化の担い手としてのホスト (観光地住民) が、交流プログラムを通したゲスト (観光者) との交流からホストとしての役割意識 (=「ホスト」意識) を形成する実態に注目した。南紀熊野体験博リゾート体験イベントにおいて、イベントの準備・運営、現場での参加者へのサポート・指導を行う立場にあった体験リーダー (ホスト) を対象にアンケート調査を行い、イベントへの参加実態から、4つのタイプを抽出した。それにより、タイプごとに「ホスト」意識の傾向が異なることを明らかにし、それぞれに対応したサポート方法の必要性を指摘した。
Environmental Systems Research | 2000
Daisuke Kato; Ryujiro Kondo
Aurovllleとは、1968年に、インド人哲学者のSri. Aurobindoとフランス人芸術家で彼の哲学を最も色濃く受け継いだ弟子であるミラ・アルファッッサ (通称Mother) の哲学及び将来への展望に基づき、インド政府の保護・ユネスコの支援のもと建設されたワールドコミュニティである。Auroville建設は砂漠と化した不毛の地を開拓することから始まり、周囲の村や政府等との様々な衝突、Aurovilleの方針や運営を巡っての内部でのぶつかり合いを克服してきた経験に基づき、規則や指導者を持たずに運営されている特殊なコミュニティとしての社会システムを形成している。現地調査を通じ、その環境社会システム成立の要因を解明し、今後のエココミュニティデザインの新しい方法についての提案を行う。
Environmental Systems Research | 1993
Ryujiro Kondo; Tohru Morioka
Environmental Systems Research | 2005
Sayaka Sugimoto; Ryujiro Kondo