Sachio Matoba

On Attending Japanese Iron-Steel Mission to Nordic Countries

ただいまご紹介が ございま したよ うに,今 回鉄鋼協会 が派遣 いた しま した北欧鉄鋼使節 団に,私 がたまたま会 長 であるゆえに団長 と して参加 させ ていただ きま した. それにつ いて ご報告を申 し上げるわけでございますが, 帰国早々であ りま して,ま だ資料 など十分に整理が でき てお りません.そ こで,行 く前 から多少調べた こと,あ るいは旅行 中い ろいろ書 きつけたものな どを もとにいた しま してお話を したい と存 じます.し たがつてその 内容 はたいへん雑駁な ものであ りま して,詳 しい数 字などは 今 回は申 し上げ ることがで きないのは,は なはだ申 し訳 ございません.し か しいず れ鉄鋼協会にお きま して,参 加の皆様 とお打ち合わせ の上,適 切な形で報告書を作成 いた したい と存 じてお ります ので,詳 細はそれに譲 らせ ていただ きたい と考 えてお ります. まずお話の順序 といた しま しては初めに北欧諸国の概 況 を申し上 げ,つ ぎにスウ ェーデンの鉄 鋼業 に関連 した 事柄を中心 にお話を し,そ れにつけ加 えま してノル ウェ ーあ るいはフ ィンラン ド ,デ ンマー クな どの ことを申 し 上げ るつも りでございます. 今 回の使節団の 目的は,先 方 の鉄鋼の関係の方々 と直 接接触 して,お 互いに理解 と 親愛の 度 を深 め合 いま し て,国 際的な協調の1つ のモチー フに したい とい うこと がひ とつでござい ます.そ れか ら 「ただ今 もお話がござ いま した よ うに」66年 にス ウェー デンか らAmeenさ ん を団長 と して,使 節団をお迎 えいた してお りますが,そ れ に対す る答礼,な らびに1970年 秋,私 共が東京 で開 催 いた しました鉄鋼科学技術国際会議には,ス ウェーデ ンを始め として,北 欧各 国か ら多数の方々が参加せ られ ま したので,そ れ に対す る挨拶の意味 も含ませたわけで あ ります. 今 回の団員 は,日 本鋼管,川 崎 製鉄,住 友金属,神 戸 製鋼,新 日鉄,日 本製鋼所,東 洋 鋼銀,そ れか ら特殊鋼 の関係 の方 として,大 同製鋼,日 立 金属,フ ェロアロイ の関係の方 といた しまして,粟 村金属,昭 和電工,そ の ほ か に鉄 連 な らび に鉄 鋼 協 会,そ れ か ら通 産 省 の 方 々 で あ りま して,2人 の 女性 が加 わ りま して,合 計17名,