Yoshio Iwakura

Reactive Monomers Derived from p-Vinylbenzoic Acid

Reactive monomers derived from p-vinylbenzoic acid have been prepared which have both a vinyl group and another functional group for addition reaction or condensation reaction. The radical polymerization of these monomers gives high polymers. Monomer reactivity ratios in relation to styrene were obtained for three of these monomers. Plots of Alfrey-Price’s e value vs. Hammett’s σ value show a linear relationship in the case of substituted styrenes. σ values are then estimated by this relation, using e values based on the monomer reactivity ratios. The σ constants assumed for the COCl, (Remark: Graphics omitted.), and NCO substituents are 0.71, 0.64, and 0.27 respectively. These σ values are confirmed by other supporting facts.

Reactive Polymers. Some Derivatives of P-Styrenesulfonic Acid

反応性高分子の合成研究の一環として,β-スチレンスルホン酸を出発原料とし, グリシジルβ-スチレンスルホネート,β-スチレンスルホンエチレンイミド, β-スチレンスルホン(β-クロルエチル) アミドを合成した。これらのモノマーを用いて共重合体を合成し,得られた共重合体の反応性について検討した。

Preparation of Blockcopolymer of Polyaminotriazole and Polyacrylonitrile

酸ヒドラジドと無機酸化剤とのレドックス触媒によってアクリロニトリル (AN) が重合レこの場合酸化剤として3価の鉄イオンが最も良いことを見出した。そこでアセトヒドラジド (AH) とFe3+を用いるレドッケス重合を行なって, 溶媒, 温度, 時間, 開始剤濃度 ([AH] および [Fe3+]) が重合に及ぼす影響を検討した。1N酢酸を溶媒として40℃ で重合を行なった場合, 初期重合速度と√ [AH][Fe3+] の間に大体直線関係が得られた, それゆえAHとFe3+の存在下でアクリロニトリルは次のごとく重合するものと思われる。ポりマミノトリアゾール (PAT) の末端酸ヒドラジド基と3価の鉄イオンのレドックス系でも同じようにANの重合が起こり, その結果としてPATとポリアクリロニトリルのブロック共重合体が得られた。得られたプロック共重合体はPATの塩基性のために酸性染料に対し親和力を示した。

Syntheses of Adhesives Having Ring Structures Heterocyclic Ring and their Adhesive Properties

レブリン酸とフルフラールとを出発物質として得られるヘテロ5員環を有するジイソシアナートとエチレンイミンとの反応により, 2, 5-ビス (β-N, N-エチレンウレイドエチル)-テトラヒドロフラン, 2, 5-ビス (β-N, N-エチレンウレイドエチル)-フラン, 2, 5-ビス (β-N, N-エチレンウレイドエチル)-チオフェンの3種のヘテロ環を含むビスエチレン尿素を合成した。これらの各化合物はきわめて良好な接着性を示した。ビスエチレン尿素の両端のエチレン尿素基間の主鎖の化学構造が, その接着性に及ぼす影響を検討するために, 上記3種のビスエチレン尿素のほかに, メチレン基4, 6を有するポリメチレンビスエチレン尿素を合成し, これら5種の化合物について木材接着力を定量的に測定した。その結果, 主鎖の化学構造が木材における耐水性に影響を与えると結論された。