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Dive into the research topics where Yuko Ishii is active.

Publication


Featured researches published by Yuko Ishii.


Japanese orthoptic journal | 2012

Non-organic Visual Disturbances Observed for Over A Year

Yuki Ozawa; Kaori Kobayashi; Shota Mukai; Mizue Sato; Yuko Ishii; Yoshihisa Oguchi; Masato Wakakura; Kenji Inoue

要 約 目的:1年以上経過観察できた小児の非器質性視覚障害の症例において、視機能検査結果の経過な どから治癒に長期間を要した症例の臨床的特徴を検討すること。 対象及び方法:対象は平成18年1月~平成22年12月の5年間に井上眼科病院を受診し、非器質性 視覚障害と診断された経過観察期間1年以上の15歳未満小児130例(男児20例・女児110例)。診療 録の視機能検査結果より視力の経過から短期改善群(24例)・長期改善群(20例)・繰り返し群(55 例)・改善なし群(31例)の4群に分け、男女比・受診動機・全身所見・屈折検査・眼鏡処方・診 断時視力・診断時年齢を後ろ向きに検討した。 結果:4群の中では繰り返し群が最も多く、特に女児で高い割合を占めた。男児は女児との比率に おいて、短期改善群は他3群より高かった。片眼性は女児のみであり、全例で視力の改善をみた。4 群とも受診動機は学校健診、推定される因子は不詳、診断時年齢は8~9歳が最多であり、群間で 差はなかった。改善なし群では診断時視力が不良な症例が多くみられた。このうち女児と7歳以下 の症例においてこの傾向が顕著にみられた。 結論:長期観察できた非器質性視覚障害において、女児は診断時視力も予後も不良で、男児では良 好な傾向がみられた。過去の報告と比較し、視力の再低下を繰り返す割合が更に高まる結果となっ た。診断時視力が低いと繰り返し群・改善なし群となる傾向がみられた。


Japanese orthoptic journal | 2007

Assessment of eye position and double vision before and after the treatment for thyroid associated ophthalmopathy

Takuya Shibata; Mizue Hamada; Akiko Taguchi; Yuko Ishii; Masato Wakakura; Jiro Inouye

目的:甲状腺眼症の治療効果の判定にMRI画像などを用いることが多いが、必ずしも患者の自覚症状とは一致しない。今回我々は、甲状腺眼症患者の自覚症状としての複視の程度と、大型弱視鏡及びヘス赤緑試験(以下、ヘス)のデータを比較し、そして、治療前後における定量的眼位検査の結果と自覚的複視の変化について検討した。対象及び方法:対象は、当院にて平成11年8月~平成16年11月にメチルプレドニンパルス治療と併行して放射線治療をうけた甲状腺眼症患者29例。自覚症状として9方向における複視の程度をスコア化した。大型弱視鏡では、上方及び下方15°と正面の自覚的斜視角測定結果から水平、上下+回旋に分類した偏位度を求めた。また、ヘスでも上方及び下方15°と正面の測定結果からの偏位度を求め、それぞれ算出した。これらのデータを治療前、治療直後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後、最終来院日で比較し対応のあるt検定を行った。結果:複視の程度のスコアは、治療前と治療後とで有意に減少した。大型弱視鏡の結果は時間とともに減少し、水平偏位よりも、特に上下+回旋偏位で有意であった。ヘスにおいては、上方・正面の偏位度で有意な減少が見られたが、大型弱視鏡の上下+回旋偏位ほどではなかった。複視の程度の経時的変化は、定量的眼位検査である大型弱視鏡・ヘスの上方・正面の結果とよく対応していた。結論:甲状腺眼症の治療前後の評価において、複視の程度と定量的眼位検査の結果を用いることは、治療効果の推定に有用であると考えた。


Japanese orthoptic journal | 2006

Examination concerning causes of generation of the orthoptist's incidents

Yuka Yamazaki; Akiko Taguchi; Sayaka Fukunaga; Yuko Ishii; Miki Nagumo; Masato Wakakura; Jiro Inouye

視能訓練士が、眼科外来で経験したヒヤリハット事例について、内容・経験年数・発生日時および発生時の業務の多忙度について調査し、発生原因に関する検討を行った。点眼と検査に関する報告が多数あった。報告の中に重大事故は無かったが、「点眼時の薬剤間違い」「患者の間違い」など、重大事故につながる可能性のあるインシデントが多かった。「点眼ミス」「診察室を間違えて案内する」等、確認不足が原因となるヒヤリハット報告は経験年数の短い者から多数あり、経験年数が長くなるにつれその割合が減少した。しかし、経験年数の長い者からも「眼鏡処方検査でのカルテ記載ミス」の報告があり、経験年数だけでなく、従事する業務内容によっても報告の内容が変化していると考えられた。ヒヤリハット報告数は、多忙時に多くなっている傾向があったが、報告時の自覚的多忙度では「多忙」よりも「普通」と答えた者が多く、報告者自身が「多忙」と感じていない、もしくは個人的な「多忙」の状態をミスの原因にしたくないという意識が働いていた可能性があり、指示系統の適切性や確認の手順など、システムエラーに関する検討が重要と考えられた。よって、ヒヤリハット事例は、「確認不足」「経験年数による業務内容の変化」「多忙」等の因子が複雑に絡み合って発生していると考えられた。


Japanese orthoptic journal | 2005

A Hand-made File to Introduce Fine Works During Occlusion Therapy

Kasane Douyama; Yuko Komine; Shinobu Nirei; Yuko Ishii; Miki Nagumo; Masako Kanzaki; Masato Wakakura; Jiro Inouye

目的:当院では、健眼遮閉訓練時に細かい作業(以下、細業)をしてもらうよう、患者とその家族に指導している。しかし、どのような作業をしたらよいのかという質問が多数あるため、よりわかりやすく示した細業例の見本、方法の解説などを載せたファイル(以下、細業ファイル)を作製し、使用している。今回は、このファイルの効果をアンケート調査で調べた。対象:平成16年4月から5月に当院小児眼科外来を受診した患者のうち、健眼遮閉を行っている177例(男児74例、女児103例)。平均年齢6.5±2.05歳(2.6~11.9歳)。弱視眼平均視力、遠見0.7±0.28(0.04~1.2)、近見0.6±0.23(0.07~1.0)である。方法:小児眼科外来受診時に待ち時間を利用し細業ファイルを閲覧し、アンケート用紙に記入、回収した。アンケートの方式は記名式で、選択回答方式と自由回答方式を併用した5項目であった。結果:細業ファイルは177例中2例を除き「参考になった」と回答した。人気が高かった細業は「新聞字拾い」「シール貼り」であった。理由は「子供が興味をもちそう」が最多であった。細業ファイルに対する感想は、「参考になった」「細業の重要性を再認識した」などがあった。結論:細業ファイルは、患児や家族が色々な種類の細業を知ることができ有効であることがわかった。


Japanese orthoptic journal | 2003

Encouragement to hospital workers by education programs for low vision

Minako Honda; Yuko Ishii; Miki Nagumo; Masato Wakakura; Jiro Inouye

目的:当院では「目の相談室」を設置し、ロービジョンケアに取り組んでいる。その取り組みの中で「目の相談室」に直接関わるスタッフだけでなく、院内のすべての職員がロービジョンケアに理解と関心を持つ必要があると考え、ロービジョン講習会(以下、講習会)を行った。対象:平成13年9月から平成14年9月の期間に行った講習会に参加した、当院の様々な職種に携わる職員104名である。方法:講習会は、(1)ロービジョン者の心理についての講義、(2)誘導法のデモンストレーション、(3)シミュレーションゴーグルを使用したロービジョンの疑似体験、を一回のプログラムとして行い、後日、記名式でアンケート調査を行った。結果:ロービジョン者誘導能力の自己評価は「できる」「だいたいできる」が講習会の前後で54%向上した。また、講習会に参加したことは業務に「役立つ」の回答が85%、「少し役立つ」との回答も含め98%に至った。講習会参加後、「ロービジョン者に対する意識は変化したか」については90%以上が「変わった」「ある程度変わった」と回答した。結論:ロービジョン講習会は、参加した職員のロービジョンケアへの理解を深めることができ、ロービジョン者に対する意識の向上を図ることがでるものであった。講習会継続と職員への事後調査は、意識変化を持続させるために重要であり、ロービジョンケアをより実践的で効果的なものとすることができると考えられる。


Japanese orthoptic journal | 2016

Investigation of the Difference of the Predicted Refraction Between SRK/T and Haigis Fomulas

Seiji Nishikubo; Tsuyoshi Seya; Takafumi Murakami; Yuko Ishii; Miki Nagumo; Risako Higa; Kenji Inoue


Japanese orthoptic journal | 2013

Application of Monocular Vision Glasses to Patients With Difficultiesin Binocular Viewing in Daily Life

Yuka Yamazaki; Chihiro Fumoto; Reiko Matsumori; Yuko Ishii; Masato Wakakura; Kenji Inoue


JOURNAL OF JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTIST | 2010

Clinical Factors in Prescribing Absorptive Lenses at The Inouye Eye Hospital

Shinobu Nirei; Kasane Doyama; Akemi Kuniya; Yuki Ozawa; Akane Katumata; Yuko Ishii; Miki Nagumo; Kenji Inouye; Masato Wakakura


JOURNAL OF JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTIST | 2010

Wavefront-Customized Alcohol-Guided PRK (A-PRK) Providing Contrast Sensitivity for Myopia Compared with Conventional A-PRK

Akiho Nakamura; Ryuta Inai; Saeko Nagahama; Yuko Ishii; Miki Nagumo; Yoshitaka Horikawa; Masato Wakakura; Kenji Inoue


日本弱視斜視学会雑誌 | 2008

Improvement of the angle gamma following lensectomy in a case of Marfan syndrome

Yuko Ishii; Masako Nagano; Yoshihiro Tokuda; Masato Wakakura; Jiro Inouye

Collaboration


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