Network


Latest external collaboration on country level. Dive into details by clicking on the dots.

Hotspot


Dive into the research topics where Kazuyuki Moriya is active.

Publication


Featured researches published by Kazuyuki Moriya.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1996

Multiple-Trait Restricted Maximum Likelihood Estimation of Genetic and Phenotypic Correlations for Carcass Traits in the Base and Current populations of Japanese Black Cattle

Kazuyuki Moriya; Taiji Dohgo; Yoshiyuki Sasaki

黒毛和種集団の屠肉性に関する形質相互間の遺伝および表型相関係数を基礎集団と現集団について多形質REML法を用いて推定した.その際,血統情報として基礎集団の場合は肥育牛の父母の血統を1960年以前に出生した祖先個体が出現するまで遡ったものを用いた.いっぽう,現集団については肥育牛の父母の血統のみを用いた.基礎集団の方が現集団より遺伝相関係数は高い傾向にあった.現集団の遺伝相関のうち,肉量を代表する枝肉重量とロース芯面積およびバラ厚との遺伝相関係数は正の中程度の値であったのに対し,皮下脂肪厚および脂肪交雑との間のそれは低い値であった.さらに肉質を代表する脂肪交雑と枝肉重量および皮下脂肪厚との間の遺伝相関係数はそれぞれ0.052,0.085であった.以上の結果から黒毛和種については枝肉重量を大きくし,かつ脂肪交雑を高めながら皮下脂肪厚を適度に抑えたいわゆる「質量兼備」の肉牛への改良が可能であることが示唆される.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1995

Choice of the Most Appropriate Model for Sire Evaluation of Carcass Traits by BLUP

Takeshi Miyake; Kazuyuki Moriya; Yoshiyuki Sasaki

BLUP法による屠肉性に関する種雄牛評価のための最適モデルについて検討を行なった.材料として屠肉性形質を想定して発生させたシミュレーションデータを用いて,父親モデル,母方祖父モデル(以下MGSモデルと略す),および個体モデルにより種雄牛評価を行ない,各モデルによる種雄牛評価の有効性について比較検討した.データ発生では,3通りの農家水準数,および2通りの雌選抜方法を設定した.設定したいずれの条件下においても,父親モデルが他のモデルよりもかなり低い正確度を示した.一方,MGSモデルと個体モデルとの間の差は小さく,とくに農家数が増加した場合にはその差は認められなかった.平均平方誤差では個体モデルが最も小さい値を示したが,その場合でも,全個体が記録を持っているとした場合に比べて偏りは大きかった.個体モデルの評価個体数は父親モデル,MGSモデルに比べてはるかに多くなった.以上の結果より,屠肉性形質についてフィールド記録に基づく種雄牛評価を行なう場合には,個体モデルよりもMGSモデルを用いることで,より有効に種雄牛評価が行なえるものと推察される.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1991

The Use of Real-Time Ultrasound for Estimating Carcass Traits in Live Pigs.

Hiroshi Harada; Hisanori Komura; Iwao Ochiai; Kiyoshi Tokumoto; Kunio Furusawa; Kaku Okoba; Kazuyuki Moriya; Riichi Fukuhara

肥育豚の屠体形質を体重90kg時点(I),あるいは肥育終了時点(108kg:II)に電子リニア方式の超音波診断装置で測定し,超音波画像解析方法,並びに屠体形質の超音波推定値と屠殺解体成績との関係について検討した.第一皮下脂肪層と第二皮下脂肪層の境界は,生体の大きさや,肥育の進行程度に関わらず明瞭に解析できることが認められた.また,胸最長筋は,肥育の進行に伴う蓄積脂肪による超音波エコーの減衰もなく,周辺部と明瞭に異なる輝度で確認することができた.さらに,僧帽筋,皮筋,筋間脂肪,広背筋および肋間筋も明瞭に解析できることが認められた.Iの時点で得られた胸最長筋横断面積の超音波推定値は屠体実測値より0.63cm2小さく,またIIの時点で得られた同形質の超音波推定値は屠体実測値より0.40cm2大きかった.これら推定値と実測値の差の平均値はそれぞれ屠体実測値の2.5%および1.7%といずれも小さかった.超音波推定値から屠体実測値を予測する際の標準誤差は,それぞれ2.55および1.18cm2でありいずれも屠体実測値に比較して小さな値であり推定値の信頼性の高いことが認められた.また,胸最長筋横断面積の超音波推定値は,屠体実測値との間に,IおよびIIの時点でそれぞれ0.77および0.96と有意(P<0.01)に高い相関係数が認められた.一方,皮下脂肪厚(全体)の超音波推定値と屠体から得られた皮下脂肪の最大厚あるいは最小厚との間に0.35-0.64と一部を除き,測定時点IおよびIIいずれの時点においても1%水準で有意な相関係数が認められた.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1989

Beef Sire Evaluation on the Calf Market Weight Records

Riichi Fukuhara; Kazuyuki Moriya; Hiroshi Harada

子牛のセリ市場出荷体重を黒毛和種牛の育種に関する情報として利用することの可能性を,正規性,遺伝率の大きさおよび種雄牛のEPD (Expected Progeny Difference)の3点から検討した.材料は,宮崎県で生産され,10ヵ月齢で地域の家畜市場に出荷された黒毛和種子牛8,910頭(32頭の種雄牛の産子)のセリ市場出荷体重である.X2検定の結果,子牛の出荷体重分布の正規性は,雌子牛および去勢子牛のいずれの分布においても認められなかった(P<0.05),また,去勢子牛の分布は雌子牛に比べて、やや尖りが目だち,しかも分布の裾が右に伸びているという特徴を示した.しかし,子牛全体の分布は,典型的なベル型の分布を示し,正規性が認められた.父牛である種雄牛,性,母牛年齢,出荷年度および母牛の登録点数は,子牛のセリ市場出荷体重に対して,いずれも効果(p<0.01)を示した.7個の数学モデルを使って,同父半きょうだい相関法で推定したセリ市場出荷体重の遺伝率は0.46~0.63と他の子牛の発育形質の遺伝率に比べて高いものであった.また,BLUP法によって推定した32頭の種雄牛EPDの範囲は,使用したモデルによって若干の違いは認められるが,種雄牛間のEPD差は34.04~36.71kgといずれも市場出荷体重の全平均の10%以上にもおよびこの形質に関する種雄牛間の比較選択も容易であった.また,種雄牛の出生年次別にEPDを図示してみると,種雄牛の供用目的の推移が明らかになった.以上の結果より,子牛のセリ市場出荷体重による種雄牛の評価は可能であり,市場出荷体重は黒毛和種牛の育種に積極的に活用されるべきであると思われた.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1988

Factors Affecting Plasma Glucose, Insulin and Cortisol Levels and the Reliability of their Repeated Measurements in Cattle

Kazuyuki Moriya; Mikinori Tsuiki; Shinji Murayama; Yoshiyuki Sasaki

ウシの血糖値,血漿中インスリンおよびコルチゾール濃度に影響する要因,並びにそれらの反復測定値の信頼性について検討するため,2頭の黒毛和種種雄牛の後代牛をもちいて3日間,連続して,午前10時に採血を行なつた.分散分析の結果,血糖値および血漿中インスリン濃度は種雄牛の効果に有意な変動が認められた.更に,血糖値,血漿中インスリンおよびコルチゾール濃度のいずれにおいても,種雄牛内後代牛の効果に菅意な変動が認められた,一方,採血日と種雄牛との交互作用についてはいずれの形質においても有意な変動は認められなかった.3回の測定値より算出した信頼性(Reliability)は,血糖値,血漿中インスリンおよびコルチゾール濃度で,各々0.801,0.435,0.612となった.以上の結果から,これらの血漿中濃度には個体固有のレベルが存在し,かっ,今回の採血法により,3回の測定値の平均を用いれば個体の固有値を把握することができるものと推察される.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1986

Effects of Cortisol-Treatment and/or Adrenalectomy on Plasma Insulin and Glucose Levels in Sheep

Kazuyuki Moriya; Shinji Murayama; Yoshiyuki Sasaki

メン羊の血漿中インスリン濃度と血糖値に対するコルチゾール欠如の影響について副腎摘出(以下ADXと略す)前後およびコルチゾール投与を施したADX群(以下コルチゾール処理群と略す)より採血を行ない各群の血漿中インスリン濃度および血糖値を測定した.なお,ADX群についてはACTH負荷試験の結果に基きADX完全群とADX不完全群の2群に細分した。血漿中インスリン濃度,血糖値とも日内変化はすべての群で類似したパターンを示した.すべての群で血漿中インスリン濃度は摂食後上昇する傾向にあったが,血糖値は逆に低下する傾向にあった.しかしながら摂食に伴う両者の濃度変化はコルチゾール処理群とADX完全群で有意に異なった.ADX完全群の平均血漿中インスジン濃度は有意に低い値でめったが,コルチゾール投与によりその濃度は上昇し正常群およびADX不完全群に比べ有意に高い値となった,一方,ADX完全群とADX不完全群の平均血糖値にごは有意差は認められず両群とも正常群に比べ有意に低い値でめった.血糖値もまたコルチゾール投与により有意に上昇した.以上の結果から,コルチゾールのインスリンに対する作用はグルコースを介したものでなく,むしろ直接的なものであると考えられる.


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1986

Changing Pattern of Plasma Cortisol Level Associated with Feeding in Sheep

Shinji Murayama; Kazuyuki Moriya; Yoshiyuki Sasaki


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1994

Restricted maximum likelihood estimation of heritabilities for carcass traits in the base and current populations of Japanese Black cattle.

Kazuyuki Moriya; Taiji Dohogo; Yoshiyuki Sasaki


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1989

Estimation of Genetic Parameters and Sire Evaluation for Carcass Characteristics with Special Reference to Yield Grade of the New Beef Carcass Grading Standards

Riichi Fukuhara; Kazuyuki Moriya; Hiroshi Harada


Nihon Chikusan Gakkaiho | 1995

Estimation of Beef Carcass Composition from the Cross Section around the Longissimus Muscle Area in Holstein Steers by Computer Image Analysis

Arthur Bob Karnuah; Kazuyuki Moriya; Katsunosuke Mitani; Yoshiyuki Sasaki

Collaboration


Dive into the Kazuyuki Moriya's collaboration.

Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Top Co-Authors

Avatar
Researchain Logo
Decentralizing Knowledge