Teijiro Miyamoto
Osaka City University
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Publication
Featured researches published by Teijiro Miyamoto.
Nippon Eiyo Shokuryo Gakkaishi | 1992
Hidemi Okamoto; Tomonori Nadamoto; Teijiro Miyamoto
健康な男子5名に, ナイアシンとトリプトファン制限下で, NiAを連続投与 (0mg, 25mg, 50mg/day各3日) し, 血液中NAD値とナイアシン値の経日変化および尿中MNA量とナイアシン量への影響について検討を行った。通常ナイアシン摂取レベルにおいては, 血中NAD値は, NiA投与量に関わらず, 26.2nmol/ml前後で維持され, 高い恒常性を示した。血中ナイアシン値は, 50mgNiA投与期で著しく増加し, 恒常性維持の上限が40~55mg/dayと推定され, NiA→NADの代謝速度が1.75~2.3mg/h程度である可能性が示唆された。尿中MNA排泄量は, NiA投与量に比例して直線的に増加し, 高い正の相関性が認められた。尿中ナイアシン排泄量は血中でオーバーフローした血中ナイアシンに呼応して, 投与NiA 50mgでわずかに増加したが, 少なくともNiA摂取65mg/dayでは大部分が体内で利用あるいは蓄積されると考えられた。以上より, ナイアシン当量制限下で, 同レベルのナイアシン投与を行ったときの3日目の尿中MNA排泄値が, 摂取ナイアシン量の指標となりうることが確認された。
Nippon Eiyo Shokuryo Gakkaishi | 1986
Hidemi Aki; Teijiro Miyamoto
穀類に存在する結合型ナイアシンの難利用性の原因を明らかとするために, 米ヌカを試料として, 各種加水分解酵素のナイアシン可溶化効果および結合型ナイアシンの有効化を検討し, 効果の認められたセルラーゼとエステラーゼに対する結合型ナイアシンの挙動をDEAEーセルロースイオン交換カラムクロマトグラフィーで示した。1) 米ヌカに至適条件で酵素を作用させた結果, セルラーゼ, タカジアスターゼ, エステラーゼで可溶化率が高かった。結合型ナイアシンの有効化はセルラーゼ, プロテアーゼで高かったが, いずれもアルカリ分解には及ばなかった。また, ヘミセルラーゼの効果は最低だった。2) 最も効果のあったセルラーゼを反応させた後, さらに他の加水分解酵素を作用させた結果, 第2段階にエステラーゼを作用させた場合でナイアシンの可溶化および有効化に効果が認められた。3) 米ヌカ水抽出物のクロマトグラフィーで, 結合型ナイアシンが溶出する非吸着部と遊離型ナイアシンが溶出する吸着部の総ナイアシンの比は, 5: 4であった。4) 米ヌカのセルラーゼ処理物のクロマトグラフィーでは, 結合型ナイアシンの大部分が吸着部遊離型ナイアシンに転換した。5) 米ヌカにセルラーゼーエステラーゼを連続作用させると, ナイアシンの大部分は遊離型あるいはアルカリ分解せずに本定量菌に利用される型 (仮性遊離型ナイアシン) に転換した。6) セルラーゼ処理物の非吸着画分にエステラーゼを作用させると, この画分の約30%のナイアシンが遊離型となって吸着部に移行し, 非吸着部に残ったナイアシンも仮性遊離型ナイアシンに変換した。以上より, 米ヌカ結合型ナイアシンの難利用性の一因柔, セルロースにあると考えられる。穀類中結合型ナイアシンの有効利用のためにセルラーゼ続いてエステラーゼ処理を行ない, 可溶化および遊離化させるプロセスを提案する。終りに, 本研究の実施にあたり, 米ヌカを提供していただいた毛利精穀研究所に厚くお礼申しあげます。
Nippon Eiyo Shokuryo Gakkaishi | 1974
Teijiro Miyamoto; Kiku Murata
昭和47年度国民栄養調査の大阪府下, 個人調査から, 妊婦, 授乳婦を除く18~40歳の女子86例, 本学女子学生の食餌調査から15例, 計101例についてその1日の摂取食品からニコチン酸およびトリプトファンの摂取量を計算によって求めた。 その結果ニコチン酸摂取量は17.0±5.48mg/day, 8.21±2.14mg/1, 000kcal, ニコチン酸当量 (ニコチン酸+1/60トリプトファン) 摂取量は33.1±9.49mg/day, 15.9±3,75mg/1,000kcalで, 現行の所要量からみて不足していると思われる例はほとんどなかった。 またニコチン酸およびニコチン酸当量の1日当たりの摂取量はたん白質および熱量の摂取量と相関した。
Journal of Food Science | 1967
Kiku Murata; Hideo Ikehata; Teijiro Miyamoto
Journal of Food Science and Technology-mysore | 1990
Kaori Kanemaru; Teijiro Miyamoto
Journal of Food Science and Technology-mysore | 1990
Kaori Kanemaru; Tomohisa Takaya; Teijiro Miyamoto
Agricultural and biological chemistry | 1990
Yukiko Yamamoto; Noriko Sogo; Rika Iwao; Teijiro Miyamoto
The Journal of vitaminology | 1968
Kiku Murata; Teijiro Miyamoto; Fumiko Taguchi
The Journal of vitaminology | 1970
Kiku Murata; Teijiro Miyamoto; E. Kokufu; Yukiko Sanke
Journal of Food Science and Technology-mysore | 1991
Kaori Kanemaru; Teijiro Miyamoto