Yutaka Mizuma
Tohoku University
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Publication
Featured researches published by Yutaka Mizuma.
British Journal of Nutrition | 1996
Osamu Sasaki; Hisashi Shinohara; Toshihiro Yamagishi; Akira Nishida; Yutaka Mizuma
In the present study we have developed the agar-fill method for the measurement of gastrointestinal-tract capacity (GTC) to replace the in vitro water-fill method. This would estimate GTC without using complex equipment and techniques, and can be applied to the measurement of GTC for small laboratory animals. We attempted to confirm the efficiency of the agar-fill method by investigating the relationship between dietary neutral-detergent fibre (NDF) content and GTC. The digestion trials were carried out using the Syrian hamster (Mesocricetus auretus). The trials were conducted using both sexes, two age-groups and three levels of dietary NDF with a cross-classified design. The size of each gastrointestinal organ was determined as tissue weight (TW) and GTC. The DM intake, digestible DM intake, DM digestibility, NDF digestibility, acid-detergent fibre (ADF) digestibility and digesta transit time were also measured. GTC increased with increasing NDF content of the diets. TW responded similarly to increasing NDF content, but the response was smaller than that of GTC. DM digestibility decreased with increasing NDF content of the diet. The digestible DM intake did not decrease with increasing NDF because DM intake increased with NDF content. Digesta transit time was not shorter of the high-NDF diet group but DM intake increased with increasing NDF content. NDF digestibility did not differ significantly between low- and medium-NDF diets. ADF digestibility was low in the low-NDF-diet group. The digestion characteristics were highly correlated with TW and GTC, except for TW of small intestine. These correlations were higher with GTC than with TW. The results of the present study confirm previous findings suggesting that the agar-fill method is a useful means of estimating GTC for small laboratory animals.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1989
Toshihiro Yamagishi; Hitoshi Jyounai; Yutaka Mizuma
開放型中核育種システムにおける肉用牛集団の近交係数に対する,集団の年齢構成(年齢クラス:中核集団の雄1-4,1-7歳,雌1-5,1-8歳および実用集団雌1-8歳),中核集団のサイズ(3,6,12%)および全雌牛選抜率などのパラメータの影響を検討すると同時に,それらについて閉鎖型システムと比較した.年を基準とした場合の近交係数は中核集団の雄および雌の年齢クラス数が少ないほど,すなわち世代間隔の短いほど高かったが,世代当たりのそれは世代間隔の長い中核集団雄7歳のシステムの方が雄4歳のそれよりも高かった.中核集団に対する実用集団の近交係数の比は85-99%程度であった.また近交係数に及ぼす中核集団サイズおよび雌選抜率の影響は極めて小さいものであった.開放型システムの中核集団の近交係数は閉鎖型システムのそれらと対比して,30年後では57-63%,世代当りでは58-68%とそれぞれ低い値にとどまっていた.以上の結果は,肉用牛集団の育種計画において近交係数の増加率の小さい中核育種システムを採用することの有利性を示唆するものであった.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1989
Toshihiro Yamagishi; Hitoshi Jyounai; Yutaka Mizuma
わが国の肉用牛集団の育種システムとして開放型中核育種システムをとりあげ,本システムの選抜反応量に対する集団の年齢構成(年齢クラス:中核集団の雄1~4または1~7歳,雌1~5,あるいは1~8歳および実用集団1~8歳),中核集団のサイズ(3,6,12%)および全雌牛選抜率などのパラメータの影響を検討すると同時に,その反応量について閉鎖型システムと比較した.年当たりの選抜反応量(改良速度)は,中核集団の雄および雌の年齢クラスが少ないほど,また雌選抜率が低いほど大きかった.しかし,年齢構成と雌選抜率との間には相反する関係が認められた.中核集団サイズ12%の改良速度は,他のそれらに比較して小さい傾向にあった.中核集団の雄4歳のシステムでは7年後,同様に雄7歳のそれでは10年後,改良速度がそれぞれ定常状態に達した.本システムの改良速度は,どの雌選抜率においても閉鎖型システムのそれを上回るもので,その比は雌選抜率が80%をこえるとき特に大きくなっていた.30年後の中核集団の累績選抜反応量では,雄4歳システムは雄7歳のそれに対して33~36%,また雌選抜率60%は80%に対して5~8%それぞれ上回っていた.さらに実用集団に対する中核集団の累積反応量の比は,雄4歳システムでは1.11-1.13.,7歳システムでは1.21-1.25と後者が前者よりも大きかった.以上の結果は,わが国において肉用牛集団の育種を進める際,閉鎖型よりも開放型システムがより効率的であることを示唆するものであった.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1987
Masahiro Satoh; Yutaka Mizuma; Toshihiro Yamagishi
2系統のマウスICR, ddYを用いて, 雄親, 雌親が純系および正逆F1となるような144ペアの組合わせ交配を行ない, 交配後150日間連続妊娠させ, 長期連産能力における統計遺伝学的分析を行なった.交配後150日間の繁殖成績では, 総産子体重 (16.2%), 離乳時総体重 (16.1%) で母性ヘテロシス効果が認められた (いずれもP<0.05).また, 総産子体重で平均直接遺伝効果に有意差がみられ (P<0.05), ddYの産子の能力がICRのそれを上回っていた.しかし, 総産子数, 離乳時総生存数ではいずれの遺伝効果も認められなかった.交配後150日間の飼料摂取量1kg当たりの繁殖成績では, 生時生存数で平均直接遺伝効果 (P<0.01) および平均母性遺伝効果 (P<0.05) に, 産子体重で平均直接遺伝効果 (P<0.05) にそれぞれ有意差が認められた.また, 離乳時体重で母性ヘテロシス効果 (8.4%) が有意な傾向にあった (P<0.10).しかし, 直接ヘテロシス効果にはいずれの形質にも有意差はみられなかった.以上のことから雑種の雌親は長期連産能力に加え, 飼料摂取量当りの繁殖能力においてもすぐれていることが明らかとなった.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1985
Yoshihiro Takashima; Hiroshi Takahashi; Shinji Takahashi; Yutaka Mizuma
染色体の計測,データの処理保存に図形入力装置とマイクロコンピューターの利用を考え,そのためのBasicによるプログラムを作製した.まずデジタイザーを用いて,それぞれの染色体をカーソルでトレースして得られた座標値の入力データをもとに,各染色体の長腕•短腕の長さを計測し,そのデータをデ酸スヶットに保存する.次に核型分析用プログラムを実行し,さきほどの染色体データから,長さの順のソーティング,各染色体の形態別の本数•腕比•相対的長さ•実際の長さ(ミクロン)等の計算•染色体のグラフィック表示が短時間に処理でき,またその結果をプリンターに出力することが可能となった.この結果,染色体の計測およびデータの処理が従来の1/2~日/3の時間で処理可能となった.またG-,Q-,R-バンド等の分染法による核型については,これらの出カデータとバンディングパターンの両方の結果より,一層短時間に核型分析ができるようになった.図形入力装置は,特に細胞分裂前中期の細長く析れまがった染色体の測定に有効であった.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1983
Hiroshi Uchida; Yutaka Mizuma
攻撃性に関して高•低2方向に選抜した2系統マウスのG11~G14における繁殖成績と春機発動機の系統間比較を行い,相関反応を調べた.1) 雌雄1対ずつを3ヵ月間同居交配し,追いかけ妊娠方式によりその間の繁殖成績を調べた.分娩回数,分娩間隔,総産子数,総離乳数は,HA系(高系統)がLA系(低系統)の成績を上まわり,系統間で有意差がみられた,また,哺乳中の産子の平均成長率はLA系に比べHA系の方が有意に大きかった.2) 膣開口日齢と精巣下降日齢は,HA系がLA系より早く,有意差が認められた.精子形成の進行は,HA系の方がLA系よりも早い傾向が認められた.3) 19~36日齢における精のう重は,HA系の方がLA系よりも有意に大きかった.しかし,精巣重では有意差は認められなかった.4) 以上の成績から,攻撃性に関する選抜によって下垂体•性腺系機能に変化の生じたことが推察できた.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1980
Kozo Yamamoto; Toshihiro Yamagishi; Yutaka Mizuma
奥羽種畜牧場は日本短角種の基幹牧場として本種の育種改良上重要な役割を果たしている.現在,同場では返交度が高く,しかも能力•資質の優良な種畜の造成が計画されている.近交度を上昇させた場合,集団の適応度の低下が考えられる.そこで同場における日本短角種の近交に伴う適応度の低下を遺伝的荷重から推定することを試みた.遺伝的荷重は同場の繁殖記録にMORTON et al,の方法を適用して求めた.同場集団の1接合体当りの致死相当量は4~5と推定され,その荷重は分離によるものと考えられた.したがって,同場において近交度を高める交配を行った場合,集団の平均適応度にある程度の低下がみられると推察された.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1974
Yutaka Mizuma; Toshihiro Yamagishi; Ukiko Sato
昭和32年より47年までに18ヵ月令ないし30ヵ月令で本登録審査に合格した日本短角種の雌牛177頭を昭和32年~36年のI期22頭,37~41年のII期23頭,42~44年のIII期44頭,45~47年のIV期88頭に分けて,体測定値および体型の時期による推移を検討した.またIII期とIV期の牛群について,繁殖県別に分けて比較した.これらの比較に際しては月令に対する回帰から24ヵ月令補正値を求めて行なった.なお体高比については補正しない体型測定値から計算した.1. 体測定値はI期においてかなり変異が多かったが,II期以降は変異巾が減少し,体型の斉一化が進んでいることが示唆された.2. I期からIII期までの体測定値を比較すると,体高,体長,胸囲,胸巾,坐骨巾,管囲の6部位はいずれもIII期まで有意に大きくなっている.I期からII期にかけて改善されたものは腰角巾,かん巾,尻長であり,胸深はII期からIII期にかけて有意に増大した.III期とIV期とではすべての部位に差は認められなかった.体高,体長,胸囲はIII期までにI期よりそれぞれ6.7cm,11cm,19cm増大した.3. 体型的にみると胸囲率,胸巾率,腰角巾率,かん巾率,坐骨巾率がII期までに有意に改善され,それ以後はほとんど変化がなかった.4. 体各部位の測定値が増大し,また体型的にも肉用タイプへの改善が実現されたが,この原因は大型肉用種を指向した奥羽種畜牧場の改良方針と関連があり,奥羽種畜牧場生産牛による遺伝的寄与,輸入種雄牛の遺伝的寄与および在来系のすぐれた日本短角種の遺伝的寄与によることを示した.また飼養管理方法の改善もその一因であると考察した.5. 県別生産牛の比較では,青森の牛が岩手の牛に比して体高,胸深,胸巾,かん巾などにおいてすぐれており,秋田の牛に対しても体高.胸囲,腰角巾,かん巾においてすぐれていた.秋田と岩手の牛の比較では秋田の牛が胸巾が大き前こと以外差は認められなかった.これらの差異は血縁的な差のみでなく,飼養条件が関連していることを明らかにした.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1969
Takeo Kayaba; Yutaka Mizuma; Shusaku Nishida
体重大および小に選抜したマウス系統および無選抜の対照系統の3系統マウスを高温(35°C),常温(25°C),低温(10°C)の3温度条件下におき,その成長,内臓諸臓器重量を調べた.1) 低温下(10°C)でのマウスの成長は,常温(25°C)との間に差は認められなかった.しかし,低温下では,飼料の摂取量が増加し,また心臓,腎臓の重量の増加がみられた.2) 高温下(35°C)でのマウスの成長は,低温,常温下とくらべて著しく劣っていた.また,高温下では,飼料摂取量の低下,心臓,腎臓,精巣の発育のおくれが認められた.3) 体重大および小への選抜による大•小系マウスの各日令での体重にみられる順位は,それらを異なる飼育温度条件下においた場合も変りはなく,常にH系>RB系>SM系の順であった.SM系は,高温下での体重,飼料要求率について他の二系統よりも著しい低下がみられた.体重小に選抜したSM系は,他の系続にくらべて環境に対する適応度が異なっている.
Nihon Chikusan Gakkaiho | 1992
Keigo Kuchida; Kuniji Yamaki; Toshihiro Yamagishi; Yutaka Mizuma
Collaboration
Dive into the Yutaka Mizuma's collaboration.
Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine
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