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Featured researches published by Yoshifumi Inoue.


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2017

教育実習における効果的な指導のあり方に関する研究(2) : 教育実習生の授業における小集団学習の場面の分析を通して

Yoshifumi Inoue; Hideaki Kida; Ryoto Hakamata; Kaori Origuchi; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Mitsugu Hashimoto; Masayasu Moriwaki; Hiroyasu Yoshida; Akihiro Aotani; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura; Kazuya Kageyama

本研究の目的は,教育実習生の認識に関する調査や実践される授業の分析を通して,効果的な実習指導に向けた示唆を得ることである。アンケートによる調査や学習指導案の分析によって,教育実習生が授業の中に小集団学習を取り入れる際の困難性が示された。また,小集団学習に関する利点やそれを実施する際の留意点に関して,教育実習生が多くの視点を持ち合わせている一方で,高等学校における小集団学習を取り入れた授業の経験が少ないことも明らかとなった。これらのことから,実習指導においては次のような点に重点を置いた支援が重要であると考えられる;n1) 小集団学習を位置づける目的を明確にし,個人の思考の場面も適切に確保することn2) 小集団学習での目標を生徒に明確に示すことn3) 小集団学習と個人あるいはクラス全体での学習との関連性を把握することn4) 小集団学習と学習評価との関わりに注意を払うこと


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2012

教育実習の評価のあり方の改善について(5) : 数学科における教材研究の評価の枠組み

Kazuhiro Tominaga; Yoshifumi Inoue; Mitsugu Hashimoto; Akihiro Aotani; Shinichi Itazaki; Kouichi Kawakubo; Yuko Kawasaki; Hideaki Kida; Toru Sunahara; Masayasu Moriwaki; Mitsunori Imaoka; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura; Kazuya Kageyama

本研究は,中学校・高等学校数学科の教育実習をより効果的で意義あるものとするために,附属学校での実践の分析を通して,教育実習の評価の改善を目指すものである。今年度は,実地指導に先立って教育実習生から提出される学習指導案に関する問題点を分析することを通して,学習指導案を作成する過程での教材研究の困難性を抽出し,それをもとに教材研究を評価する枠組みを構築した。そして,その評価の枠組みに照らして教育実習生の教材研究に関する評価・支援の事例的検証を行った。教材研究を評価・支援する際に,この評価の枠組みを利用することによって,教育実習生と指導教員の双方にとって問題意識が明確に共有化され,学習指導案の改善に効果的に作用することが明らかになった。さらに,この評価の枠組みが,指導者としての授業の経験のない教育実習生に1つの授業を組み立てるために必要な教材研究の視点を与えることから,大学での実習前指導や教育実習オリエンテーションにおいて,効果的に活用できる可能性をもつことも示唆された。


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2011

教育実習の評価のあり方の改善について(4) : 数学科における授業評価を軸とした教育実習の改善

Mitsugu Hashimoto; Akihiro Aotani; Yoshitaka Abe; Yoshifumi Inoue; Hideaki Kida; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Masayasu Moriwaki; Mitsunori Imaoka; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura

本研究は中学校・高等学校数学科における教育実習の評価, とりわけ授業実践に関する観点別評価のあり方を改善し, 教育実習の充実をはかるものであり, 本稿はその第4年次報告である。今年度は, 教育実習における教科指導全体を, 授業評価を軸にして実施・検討するという手法で, 教育実習を改善することを目指した研究を行った。その結果, 初めて教壇に立つ教育実習生にも授業を構成する要素や授業評価基準をわかりやすく示すことができる, 指導教員が各々の教育実習生の課題やその推移を把握しやすい, 教育実習の評価をより客観的なものにできるなどの優れた点がある一方で, 授業実践に先立つ教材研究の部分を評価するためには必ずしも十分ではないことが示された。


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2010

教育実習の評価のあり方の改善について(3) : 数学科における到達目標を明確にした評価の改善

Mitsugu Hashimoto; Akihiro Aotani; Yoshifumi Inoue; Yusuke Okadome; Hideaki Kida; Yoshifumi Kohno; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Masayasu Moriwaki; Mitsunori Imaoka; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura

本研究は中学校, 高等学校数学科における教育実習の評価, とりわけ授業実践に関する観点別評価を充実させ, 評価のあり方を改善し, 教育実習を充実させることを目的に取り組んできた。本稿はその第3年次報告である。nn今年度は, 数学科の教育実習の評価として, 評価項目がわかりやすくなるように数を絞って6項目4段階の評価基準を作成し, 授業評価に用いた。指導教員は教育実習生の各回における授業評価の様子を授業評価一覧表に記入し, 指導に用いた。あらかじめ教育実習生に6項目4段階の評価基準を提示し, 授業観察の後に相互評価させた。その結果, 授業実践において教育実習生が陥りやすいポイントが明らかとなり, 6項目4段階の評価基準が教育実習生にとって自己評価, 他者評価, 授業評価をするのに役に立つことが示された。


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2009

教育実習の評価のあり方の改善について(2) : 授業評価シートの効果的な活用を目指して

Kazuhiro Tominaga; Akihiro Aotani; Yoshifumi Inoue; Hideaki Kida; Yoshifumi Kohno; Yasuhiko Sasaki; Toru Sunahara; Mitsugu Hashimoto; Masayasu Moriwaki; Mitsunori Imaoka; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura

本研究では, 中学校, 高等学校における数学科の教育実習の評価, とりわけ実習授業の準備や実施の状況に対する観点別の詳細な評価を, 授業実践の力を高める活動につなげることを目的に取り組んだ。具体的には, 実習生が授業の実践を評価するための使いやすい授業評価シートを作成するとともに, その授業評価シートを利用して実習の授業を観察, 評価して, 批評会後に授業者に集約するなど, 実習生どうしで評価を行うことを通して, 授業の準備や実施に対する観点について互いに理解を深める活動に取り組んだ。nn本研究の成果としては, この授業評価シートが実習生の授業実践に対する観察や評価を行うのに役立ち, それが次回の授業について計画したり実践する力の向上につながったと考えられることから, 授業実践の力を高める活動に対して授業評価シートを活用する意義を示せたことが挙げられる。


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2008

数学科における評価の観点「関心・意欲・態度」の数量化の試み(3)

Yoshifumi Inoue; Yoshifumi Kohno; Sanpei Kageyama; Atsumi Ueda; Taketo Matsuura; Akihiro Aotani; Yuji Ogata; Toru Sunahara

本研究は, 「数学への関心・意欲・態度」を数量化して評価する手法を提案し, その有効性と教育活動における効果的な位置づけを明らかにすることを目的としている。本年度は, これまでに提案してきた「4指標評価法」による評価を中学校1年生を対象として実施し, 「4指標評価法」開発以前の方法での評価結果との関係性について調査を行った。その結果, これら2つの結果の間には有意な相関があるとはいえなかった。このことは, 4指標評価法が, これまでの評価方法では測定されていなかった側面を評価している可能性を示しており, 学習者の「数学への関心・意欲・態度」を多様な側面から評価するために, この新しい評価手法が重要な役割を果たし得ることが明らかとなった。


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2005

中学校・高等学校における数学科学習指導案の研究(2)

Naomichi Yoshimura; Yoshifumi Inoue; Yasuhiro Inosako; Hideaki Kida; Yoshifumi Kohno; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Kouichi Yoshida; Tadao Nakahara; Sanpei Kageyama; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2004

中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(7)

Tadao Nakahara; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura; Yoshifumi Inoue; Yasuhiro Inosako; Hideki Kida; Yoshifumi Kohno; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Masafumi Nakato; Naomichi Yoshimura


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2002

中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(5) : 教育課程の高・大連接の問題について

Tadao Nakahara; Masataka Koyama; Tetsu Shimomura; Takao Matsumoto; Izumi Kubo; Kiyoshi Yoshida; Yoshifumi Inoue; Yasuhiro Inosako; Hideaki Kida; Yoshifumi Kohno; Shuji Sakai; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Masafumi Nakato; Naomichi Yoshimura


THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH | 2001

中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(4) : 学びの転換をめざす数学科の授業のあり方

Tadao Nakahara; Masataka Koyama; Yoshifumi Inoue; Yasuhiro Inosako; Nobuyuki Usagawa; Yoshifumi Kohno; Shuji Sakai; Toru Sunahara; Kazuhiro Tominaga; Atsushi Nagao; Masafumi Nakato

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